年の瀬恒例第三回 2008年の年間注目記事とキーワードランキング発表

2008年12月31日 12:00

分析イメージ当サイトが年の瀬を迎えるのも今回で4回目。「年の瀬恒例」の定番企画の一つ、「今年もっとも読まれた記事」と「今年もっとも用いられた検索キーワード」を紹介することにしよう。

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今回集計したデータは2008年1月1日から2008年12月31日午前10時過ぎまでのもの。ただしいまだに9月24日分のデータが棄損したまま復旧せず(いまだにアクセス解析サービス会社からは何の連絡もなし……(怒)。おかげで9月23日までと9月25日以降で分けて解析し、その双方を集計する羽目になった)、正確には一年分きっかり、というわけではないが、多少の誤差はお見逃し下され。

さて、「今年もっとも読まれた記事」は単にアクセスデータを検証して提示すれば済むのだが、「今年もっとも用いられた検索キーワード」には少々説明を必要とする。当サイトは検索ポータルサイトではないので、ここに登場する「検索キーワード」とは、「検索サイトからどのようなキーワードで飛んできたのか」ということを示すことになる。

当サイトが森羅万象すべての事柄をピックアップしているわけではなく、また該当キーワードにしても各検索サイトでどのような順位に掲載されているかは不確定要素が大きい。従って今回提示した結果が、そのまま世の中の流行りを表しているわけではないことにご注意願いたい。当サイトの傾向がある程度把握できる、かつ「そういえばこのような話がよく出てたよな」という程度に受け取ってもらえればありがたい。

「今年もっとも読まれた記事」

今年もっとも読まれたページは、「トップページ」でした! ……というボケを今年も相変わらずしてみたが、実はこれは事実に他ならない(約5%)。ブックマークなどでトップページから閲覧している定期読者が多いのは非常にありがたいこと。それとは別に、それぞれ独自の記事についてアクセス数を元にトップテンを掲載すると次のようになる。具体的なページビュー数は9月24日のデータの件もあり、不明としておく。


トップは画像経済ネタで、しかも一発で状況が分かるというきわめて珍しいパターンの記事。ジンバブエの状況はその後も混沌を極め、現在では伝染病まで発生して大変な事態に陥っており、予断を許さない状況にある。記事掲載時はまだ「まし」だったことを考えると、胸が痛くなってくる。

第二位以降は経済関係のネタが上位を占めている。元々ここが経済・市場・投資中心の情報サイトであることを考えると当然の話なのだが、それ以上に今年は昨年夏以降に表に表れてきたサブプライムローン問題をはじめとする、金融工学危機が顕著化し、実体経済にも大きな影響を与えたことによるものだろう。CDS、リーマンブラザーズ、自社株強制売買など、今年を象徴するキーワードが上位陣の記事に並ぶ。

色々と複雑な気分なのが4位と5位。『涼宮ハルヒの憂鬱』がらみの記事が上位10位以内に二つも入り、しかも両方とも対象となる作品が「未決」のまま現在に至っている。

角川方面から正式なコメントはいまだに無いが、これまでの公式情報をまとめると「小説版の『涼宮ハルヒの憂鬱』最新作はいまだに「好調執筆中・発売日未定」」「テレビ版第二期は動画共有サイトYouTube上で、スピンアウト的な作品の『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』と『にょろーんちゅるやさん』にさし代わり」という認識でほぼ間違いないものと思われる。

テレビ版「涼宮ハルヒの憂鬱」公式ページも、いつの間にか『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』と『にょろーんちゅるやさん』の告知ページに。これはこれで「良きもの」なのだが。
テレビ版「涼宮ハルヒの憂鬱」公式ページも、いつの間にか『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』と『にょろーんちゅるやさん』の告知ページに。これはこれで「良きもの」なのだが。

しかも制作にはテレビ版アニメの京都アニメーションが携わっているあたり、前後して色々と耳にしている噂もあわせ、多種多様な可能性が考察できるが、当方は角川株主ではないので深いツッコミができず(笑)非常に残念。株主総会に出席できる権限のある人は、是非聞いて見て欲しいものだ。

ちなみに『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』は両単行本とも先日購入。思った以上に面白く、これはこれで動画の登場が楽しみになってきた今日この頃だ。

話が脱線した。元に戻す。

「涼宮ハルヒの~」もあわせ、「当サイトにおいて」と限られた範囲だが「特に多くの読者に好まれる記事」には次のような傾向があるのが分かる。

1)不特定多数の人にとって身近にあるもの、良く知られているもの
2)「1)」の条件を満たしつつ「知らないよ」「どうして」と強く思わせる要素が含まれるもの
3)身近で困っている、疑問に感じていることで、それを解消してくれそうなもの
4)一発で分かる大きめなサイズのイメージ写真や図解が掲載されているもの
5)他のサイトでは三次、四次的情報しかないもの
6)継続的に同一テーマの情報を追いかけているもの


多くの読者に読まれた記事には、ネット上の口コミに近い形で次々に伝播された傾向があるが、上記の要素がそれを裏付けているともいえよう。特に今年においては、「図」「写真」「グラフ」など、ビジュアル要素の注力が功を奏しつつあるようにも思える(図式化することで記事を書く当方自身も理解度を深められるというメリットもある)。

とはいえ、これらの要素のみに頑なにこだわってばかりでは、単なるネタサイトになってしまう。テクニックはテクニックとして適時利用するが、それにおぼれることのないよう、気をつけたいところだ。

●「今年もっとも用いられた検索キーワード

アクセス解析に用いている【Access Analyzer.com】では、検索キーワードを調べる際に「単語」「検索語句」の両方でリサーチができる。「単語」よりは「検索語句」(複数単語で検索している場合はそれらがすべて分かる)の方が、検索している人の「思い」が分かる。そこで「検索用語」のトップテンをリストアップしてみた。具体的な検索回数はこちらも禁則事項。

1:CDS関係
2:テラメント
3:モッフル
4:ジンバブエ関係
5:涼宮ハルヒの驚愕
6:ガソリン、灯油価格関係
7:チロルチョコ オリジナル
8:涼宮ハルヒの憂鬱 第二期
9:ライブサーチ
10:どうぶつの森


やはり経済系でCDSやジンバブエ、そしてガソリンや灯油の価格推移に関するキーワードで来てくれた人が多い。「涼宮ハルヒの憂鬱」絡みで来てくれた人もかなりいるが、特別な情報ルートをもっているわけではないので、満足できるだけの情報を提供できず申し訳ない気持ちで一杯だ(同時に当方自身も期待していることもあり、そのような事態自身が残念でならない)。

「モッフル」は今でも時々購入したワッフルメーカーで作っている。時間がとれるようになったら、もう少し色々と探求し、「モッフル道」を歩んでみるのもありかもしれない。

●「リンク元サイト(当サイト紹介サイト)

最後に「当サイトを紹介いただいたサイト」からの来場者が多かったサイトベスト5。検索系サイト、ソーシャルブックマーク系(DIGG系)サイトからのもの「など」は除外した。それぞれの単独ページからのアクセスの場合、URLが別々になり集計が煩雑になってしまうことや、同一コンテンツを複数のURLに掲載している場合統計データが別々のものになるので(サイトによってはまったく同一のコンテンツを複数のドメイン・URLで同時に掲載している。サーバー負荷を避けるためのミラーリング的措置だと思われる)、あくまでも目安ということで見てほしい。


トップ5として掲載されなかったサイトも含め、今年は大変お世話になりました。来年は今年以上に精進を重ねますので今後ともご愛顧・ご声援いただきますよう、よろしくお願い申し上げます(と、ここだけ「です・ます」調)。

来年は恐らく今年と同レベル、あるいはそれ以上に経済において色々なことが起きそうな感がある。投資・経済系の記事においても役立つものを提供していくと共に、記事本数にはこだわらず、自分自身で理解把握した上で内容をかみ砕き、分かりやすい例えや図式、グラフ、写真を採用し、多くの人に役立つものを創り上げていければと考えている。


(最終更新:2013/09/05)

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