【更新】「私は、ここにいる」アニメ版『涼宮ハルヒの憂鬱』第二期制作正式発表

2007年07月07日 12:00

涼宮ハルヒの憂鬱第二期イメージ7月7日発売の一部大手新聞によると、【角川書店(9477)】から発売されているライトノベル『涼宮ハルヒの憂鬱』のアニメ版『涼宮ハルヒの憂鬱』の第二期制作が正式に発表された。本日付の新聞に1ページを丸ごと利用した全面広告で明らかになった。

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アニメ版「涼宮ハルヒの憂鬱」第二期制作正式発表イメージ
アニメ版「涼宮ハルヒの憂鬱」
第二期制作正式発表広告
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『涼宮ハルヒの憂鬱』は同名を冠するアニメが大ヒットし、収録作品が逐次DVD化され、さらに登場キャラクタのイメージソングCDも続々発売されている作品。アニメは元々お気軽に読めるライトノベルの作品ということもあり、受け入れる層は幅広かったが、それに加えて有名声優陣の起用、アニメ化された際の画質や動きのクオリティの高さ、設定や描写の細かさが多くのアニメファンの支持を受け、大ヒット作品となった。そしてアニメのヒットと共に小説のセールスにも拍車がかかり、ライトノベルブームにのる形でさらに大きく売り上げを伸ばし、角川の業績アップにも貢献した。

原作となる小説では現在、4月に発売された『涼宮ハルヒの分裂』が最新作で、その続編にあたる「涼宮ハルヒの驚愕」が6月発売予定から未定に延期され、現在も発売日は確定しておらず、言葉通り読者を「驚愕」させる状況となっている。

世間を大きく騒がせ、角川に多大な業績を残したテレビアニメ版であることと、原作で未アニメ化の部分が多数残されていることから、アニメ版第二期の制作は早い段階で噂されていた。しかし制作スタジオであり、人気の立役者の一人でもあった制作会社の京都アニメーションのスケジュールなどの関係から、「制作されるとしてもまだ先になるのでは」という意見が大勢を占めていた。

今回新聞広告(朝日新聞で確認)で発表された内容は、原作における重要なメッセージ(主人公の一人、涼宮ハルヒが中学生時代に校庭に書き記した、宇宙人へのメッセージ)であり、ストーリー上何度と無く絡んでくる「私は、ここにいる」と、「ハルヒ二期決定!」のテキスト。そして涼宮ハルヒが部室で自分の机の上に座ってあぐらをかいている後姿だけ(……なぜか俗に言う「アホ毛」がついているが)でしかなく、どの原作をアニメ化するのか、公開スケジュールなど詳細は一切不明。

ただ、前作アニメの構成形式や原作ストーリーの展開を考えるに、ストーリー上のターニングポイントでもあり人気も高い、涼宮ハルヒが「居なくなってしまう」『涼宮ハルヒの消失』をメインに構成されるものと推定される。

先に【『涼宮ハルヒの憂鬱』もゲーム化・角川(9477)、グループ会社のコンテンツ版権を統括管理する新会社を4月2日設立】でお伝えしているように、角川グループでは今年度から、自社コンテンツを包括的に管理運用する新会社を設立し、最大限の効果をあげるべく統括管理を行っている。すでに同社の『らき☆すた』や『ケロロ軍曹』のアニメ版で、コラボレーションとも受け止められる演出が一部で見られるなど、色々と試行錯誤をしている様子もうかがえる。今後アニメ版『涼宮ハルヒの憂鬱』第二期の詳細情報は逐次関連媒体などで明らかにされるだろうが、それと共に既存の角川の作品との相互コラボレートも見受けられる機会もあるかもしれない。

先の第一期の時のような盛り上がりが第二期『涼宮ハルヒの憂鬱』でも見られるのか。まずは今後公開される情報に注目したいところだ。

※追伸:
広告によれば7日の21時頃、公式サイトなど(【http://www.haruhi.tv/】【http://anime.webnt.jp】)で何らかの情報開示が行われるもようである。

[更新]
「笹の葉ラプソディ」(?)動画イメージ21時きっかり以降、両サイトにて「涼宮ハルヒの退屈」中の1エピソード「笹の葉ラプソディ」の1シーンを再現したと思われる実写動画が公開された。今エピソードは7月7日の七夕に起きたある事件をテーマにしており、同時に先に紹介した「涼宮ハルヒの消失」とも深い関連性を持つ話でもある。今動画が何を表しているかはいかなる説明もないが、第二期のアニメがどのエピソードをメインにしているのかを暗示していると考えて良いだろう。


(最終更新:2013/09/08)

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