『涼宮ハルヒの憂鬱』もゲーム化・角川(9477)、グループ会社のコンテンツ版権を統括管理する新会社を4月2日設立

2007年03月14日 19:41

涼宮ハルヒの憂鬱イメージ【角川グループホールディングス(9477)】は3月14日、4月2日に同グループのコンテンツの版権を管理する新会社「角川プロダクション」を創設すると発表した。グループの経営資源を集中管理し、商品化や映像化などのライセンス事業を効率的に行うのが目的。

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コンテンツ管理会社「角川プロダクション」の資本金は1億円で、角川グループホールディングスが50%の株式を保有し、残りを角川書店や角川映画などのグループ5社が10%ずつ所有。社長には角川書店の井上伸一郎社長が兼任する。

「角川プロダクション」では単にグループコンテンツ(著作物)を管理営業するだけでなく、新しいキャラクタの開発や作家のマネジメントにも進出、グループの著作権ビジネスを強化発展させる。

業務開始当初は「時をかける少女」など約500タイトルの版権を管理。第一弾として、ライトノベルシリーズでアニメ化と共にヒットした『涼宮ハルヒの憂鬱』のゲーム化をゲーム会社にライセンスする。

角川グループでは昨年からグループ会社のリストラクチャリングを積極的に推し進め、これまでに雑誌・映画部門で大規模な再構成を行ってきた。また、『涼宮ハルヒの憂鬱』や『ケロロ軍曹』など、数々のアニメ作品の成功をさらに拡大しようとマルチメディア展開を図っている。

今回の著作権管理運営統括会社の設立は、グループ会社だけでなく事業レベルで別々に動いていた著作権関連ビジネスを一つにまとめ、経営資源を有効に、しかも最大限に活かそうという角川側の動きと見て取れよう。

今件については本日の日経新聞朝刊に報じられたが、肝心の角川グループからは正式なリリース・発表が無く、事実確認が取れていなかった。当方では本日19時に角川IR部に問い合わせたところ、(担当部局が出払っており)より詳しいことは聞けなかったものの、日経新聞にて報じられたことはすべて事実であるという確認が取れた。応対した方の話ではまだプレスリリースが出ていないことに少々驚いていた様子で、今日遅くか明日にでも正式発表があることだろう(東証の適時開示情報閲覧サービスにも配信されていないのは多少問題ではあるが……)。

個人的には「『涼宮ハルヒの憂鬱』のゲーム化ってアニメベース? 小説ベース? 担当はどこの会社!?」というあたりを聞きたかったのだが、それを確認することが出来なかったのは残念である。

明日以降に配信されるであろう正式リリースを待ちたいところだ。

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