デジハリでの『Second Life(セカンドライフ)』無料セミナーレポート……2

2006年11月02日 08:30

デジハリでの『Second Life(セカンドライフ)』無料セミナーイメージ先に【デジハリ、「Second Life」研究室を設立し12月からは専用講座を開講】でもお伝えした、【デジタルハリウッド】によるネットワークゲーム【Second Life(セカンドライフ)】の無料セミナーのレポートその2。続いて現状の数値的なデータを。

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公式サイトにも説明があるが、『セカンドライフ』は1999年に考案されてから2002年10月にベータ版としてお披露目され、2003年6月からは商用のサービスがスタートした。多人数同時参加型ネットワークゲームとしては中堅どころの歴史を持つことになる。

ゲームでは通常のスタイルでプレイするだけなら無料(通信費などは必要)。島を所有することもできるが、その場合初期投資として1675ドル、固定資産税として毎月295ドルが必要となる。ちょっと欲が出てきたり企業がプロモーションをしたい場合は有料オプションを用いることになる。また、島のオーナーとなるとその島におけるルールを自分で決めることができるので、「平和でほのぼのとした島」や、「相手を傷つけるような殺伐とした場所」を設定することが可能となる。

現在アカウント数は約120万人。オンラインプレイヤー数は1万人強。アクティブなアカウント数は50万人を超えているという(11月1日現在)。プレイヤーの平均年齢は34歳。男女比は男性対女性が6対4。毎日53万ドルの取引が行われ、これはドミニカ共和国のGDPの約1/3に相当するという。

ロイターやヤフーで紹介された夏以降、特にユーザーやアカウント数が増加したグラフが提示された
ロイターやヤフーで紹介された夏以降、特にユーザーやアカウント数が増加したグラフが提示された

人口比率だが、アメリカ人対その他の人は6対4。日本人は現在「数千人」の規模で参加しているとのこと。

移動は徒歩や飛行などさまざまな手段を用いることができ、さらに検索コマンドでさまざまな場所を探し、その場所に瞬間移動をすることも可能。『ウルティマ オンライン』の開発者であるロバート・ギャリオット氏が次回作の構想の中で「ネットワークゲームはアミューズメントパークで無くてはならない。アトラクション間は瞬時に移動できる必要がある。それら同士の間を行き来するのに時間がかかっていたのではリアルかもしれないが、プレイヤーは不便を感じてしまうからだ」という発言をしていたが、『セカンドライフ』でははからずともその考えを実現したことになる。

なおこれらのデータの紹介の際には、日本人たちが作ったコミュニティとその島「桃源郷」が紹介されていた。同グループが運営している【WIKIページ】は『セカンドライフ』についてきわめて分かりやすく説明されているので、興味がある人はブックマークをしておくとよいだろう。


■一連の記事:
【デジハリでの『Second Life(セカンドライフ)』無料セミナーレポート……1】
【デジハリでの『Second Life(セカンドライフ)』無料セミナーレポート……2】
【デジハリでの『Second Life(セカンドライフ)』無料セミナーレポート……3】
【デジハリでの『Second Life(セカンドライフ)』無料セミナーレポート……4】

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