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2006年07月17日

アレルギー体質検診(その他)

2006年07月17日 09:18 | 解説 , その他

アレルギー体質について

現代病の一つとも言われている「アレルギー」は、病気の中でも特異な性質を持つものです。一般的には人間が持つ免疫異常の病気であります。つまり人間の機関や細胞などが持つ、本来身体を守るために存在する「他の異物を排除しようとする性質(免疫)」が異常(過剰)反応することで発生します(正確には過剰反応した抗体が発するヒスタミンという物質がアレルギー症状を引き起こすのです)。

また、アレルギーを引き起こす原因となるものを「アレルゲン」と呼びますが、現在確認されているだけでも200以上存在します。有名どころでは花粉やダニ、ハウスダスト、ホルムアルデヒドなどがありますが、寒さや心境的な変化、果てはアレルギーの原因となる物質を連想すること事態がアレルゲンとなる場合もあります。

現在日本において三大アレルギーと言われ、多くの人が頭を痛めているのは「花粉症」「アトピー性皮膚炎」「気管支ぜんそく」です。アレルゲンとされる物質が日常に一般的に存在する、毒性が少ないものに対して反応してしまうのです。

※ただし、環境のよい場所に移住するとこれらのアレルゲンが無くなる場合もあることから、「アレルギー反応を示す人こそが本来あるべき姿で、アレルギーにならない人は感覚が鈍くなっている」とする説もあります。

アレルギー体質の原因

アレルギー体質になる原因はいくつも考えられます。特定のアレルギーになった人が症状をそのまま放置しておくと、他のアレルギーの引き金を引いてしまうこともあるそうです。特に多くの人がその要因を持っている「アレルギー性鼻炎」を甘く見ると、他のアレルギー、例えばアトピー性皮膚炎や気管支ぜんそくなどに連鎖反応を起こす場合もあり、注意が必要です(これを「アレルギーマーチ」と呼びます)。

いくつかのアレルギー体質については、その原因物質、すなわちアレルゲンがはっきりしています。アレルゲンの名前がついている(花粉症など)が良い例です。また、猫の毛、ホルムアルデヒドなども原因となりえます。

アレルギーは上記の説明にもある通り複数の要因、症状が連鎖して起きる場合もあり、いわば「症候群的病症」でもあります。特定の原因として例示することは難しいのが現状です。また、アレルゲンとしての物質が特定されるわけではなく、心理的状況がアレルギー体質の原因となる場合もあります。

試しに「アレルギー」「原因」というキーワードで検索をかけると、(正しいかどうかは別として)次のような「原因」が出てきます。

口呼吸、経皮毒、ダニ、カビ、動物の毛やフケ、樹木の花粉、雑草、自然治癒力の低下、体内汚染、生活環境、体質……

患者の立場としては、自分のアレルギー体質に該当する原因・アレルゲンをできるだけ特定し、一つ一つ対処することが必要となるでしょう。

先にも触れましたが、アレルギー体質の人が増えてきた、アレルギー症状を持つ人が多くなったのには、食生活の変化や住環境の問題があるとされています。直接的で科学的根拠がはっきりしたものはありませんが、大気汚染の問題や食生活の西欧化・人工物質の増加など、連想されるものは山ほどあるのです。「アレルギー体質は現代病である」といわれているのもこれが原因です。

アレルギー体質の症状

アレルギーの発症による症状には、例えば花粉症の場合には代表的なものとして風邪のような鼻づまりや鼻水、目のかゆみ、涙目、クシャミなどがあります。また、目に異物感を感じる場合もあります。食物アレルギーの場合は毒性の食べ物を食べたときのような症状(舌のしびれや血圧降下、顔面蒼白やどうき、冷や汗)、ぜんそくや湿疹、かゆみや出来物、などが主な症状です。また喘息系の場合は咳が衝動的に続いたり止まらなかったりします。

食物アレルギーの中には「アナフィラキシー・ショック」といって、薬剤や毒物などによって起きる全身性の強いショック症状と同じような症状を起こすものがあります。注意が必要です。

また、アレルギー体質による症状なのか、他の病因による症状なのか、素人では判断がつきにくい場合もあります。身体にそれらしい症状が起きても独自に判断をせず、専門医の判断を仰ぎましょう。また、日頃から郵送検診などで自分がどのようなアレルゲンに対して反応しうるのかを知っておくことも大切です。

アレルギー体質の予防

アレルギーは体質によるところが大きいため、完治は難しいとされています。一方で、症状を抑えたり悪化させなければ、症状が出なければそれで問題はない、とする考えもまた正論といえます。根絶するより上手に付き合っていくことが寛容です。

アレルギーは主に「体内の免疫機能の過剰反応」と「周囲環境のアレルゲン」が問題となるため、これらの要因を取り除くことがアレルギー体質の予防となりえます。つまり「症状の緩和」を行いつつ、「アレルゲンを排除」し、さらに「体質・生活習慣の改善と免疫力の正常化」を行うことで予防することが可能となります。そのためにもまずは「自分がどんなアレルゲンに対して反応してしまうのか」を調べる必要があるのです。

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