【更新】朝食を一番抜いているのは○○代の男性

2008年04月12日 12:00

朝食イメージC-NEWSは4月11日、朝食に関する調査結果の一部を発表した。それによると朝食を毎日食べる頻度がもっとも低いのは20代男性であることが明らかになった。新人サラリーマンになりたての同年齢でははりきり過ぎて朝食をとる暇もないのかもしれない([発表ページ])。

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今調査は4月1日~2日の間に15歳以上のインターネットユーザーに対して行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1で、年齢階層比は10代~40代と50歳以上で均等割当。

そもそも平日に朝食をとるのかどうかという問いには、全体で7割の人が毎日とる、と答えている。平日には朝食を食べないと回答した人も1割いるのが気になる。

平日に朝食をとるか
平日に朝食をとるか

全体では7割強だが、男女別・年齢層別に多少の違いが見受けられる。全般的には年齢が高くなるほど・男性よりも女性の方が朝食をよくとる傾向があるが、これは「男性は仕事が多忙のため」「年を経るにつれて健康に留意するため」からくるものだろう。

また、20代に限って見ると男性がもっとも朝食摂取率が低いのに対し、女性は前後の年齢層よりも高い結果が出ている。これは20代の男女が結婚し、男性は仕事が忙しくて朝食を食べる余裕がなく、女性は家事が忙しい中でもしっかりと家族の分も含めて朝食を作り、自分も食べているという状況が想像できる。一方で女性も30代になるとやや朝食をとる度合いが減るのは、それなりに忙しくなるからか、あるいはダイエットを考えているのかもしれない。

平日の朝食には何を食べるのか、という調査結果も発表されている。主食と副食の区分がされていないのであまり参考にならないが、次のような結果が出ている。

朝食には何を食べることが多いか(平日に朝食をとる人)
朝食には何を食べることが多いか(平日に朝食をとる人)

選択肢には主食として他に「うどん・そば」「ラーメン・パスタ」「シリアル」などが用意されているが、 年齢層で違いはあるものの「ごはん、おにぎり」「 パン、サンドイッチ、惣菜パン、菓子パン」がほとんどにおいて過半数を占めていた(高齢になるほど「 パン、サンドイッチ、惣菜パン、菓子パン」の率が高くなるのはやや意外なところ)。

また、副食に該当する「卵料理」「味噌汁」などは主食と比べて率が低い傾向も見受けられる。これは、上位5位に入っていない他の選択肢(漬物、焼き海苔、焼き魚、スープ)などとあわせて票が分散したか、あるいは主食だけの簡単な料理で朝食を済ませ、副食まで手が回らないのかもしれない。

なお設問では「飲み物は除く」とあり、選択肢にも野菜ジュースや栄養ドリンクの類は含まれていない。健康的なイメージの強いヨーグルトが5位に入っていることとあわせて考えると、調査結果上には出てこない「朝食は野菜ジュース」というパターンが多いのかもしれない。


詳細なデータは公開されていないが、休日の食事は毎日食べると回答した人は58%と、平日より低い値が出ている。これは単に「休日の方が不健康」というわけではなく、休日は起床時間が遅く、昼飯と兼ねてしまうという事情からくるものだろう。また休日の朝食を毎日とる20代男性はわずか38%に過ぎず、平日からさらに数を減らしている。「起床時間が遅いから休日は朝食をとらない」という仮定に基づけば、平日の疲れがもっともたまり、朝寝坊をしがちなのも20代男性なのかもしれない。

20代男性は疲れ気味!?
でも朝食はきちんととろう

政府の発刊した「食育白書」でも、20代男性が特に朝食をとらない割合が多いとして問題視されている(【朝食を取らない20代男性33.1%・「いただきます」ができない男子小学生9.6%~2007年度版「食育白書」発表】)。最近では市場形成という意味も含め、健康的な食生活を送るべく「めざましごはんキャンペーン」なるものも展開されている(【「朝食食べれば1兆5000億円の市場創造」農林水産省が「めざましごはんキャンペーン」で展開】)。仕事になれず、まだやる気いっぱいで朝ごはんをゆっくりとる時間がないのは理解できるが、パンなりおにぎりなり簡単なものでよいから口にして、体のリズムを整えて一日の生活に望むようにしてほしいものだ。


■関連記事:
【日本人はご飯好き…でも毎食ご飯は2割強、朝食ご飯派は4割程度】

(最終更新:2013/08/09)

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