新型インフルエンザへの食料品など家庭備蓄品を考察する(2)食料品

2007年02月10日 21:00

缶詰イメージ新型インフルエンザ」に備えるための、家庭用備蓄品に関するまとめ記事。「そもそも新型インフルエンザって何よ?」という話を前書きとしてまとめ、いよいよここからが本題。

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【「2週間分の食料、水、日用品の備蓄」など新型インフルエンザの流行抑止に12の指針】でも報じているが、政府は「新型インフルエンザ」が発生した場合、2週間程度は自宅に閉じこもり外出せず、ヒトからヒトへの感染を極力防ぐよう指南している(また、物流が止まることで商品が手に入りにくくなる可能性もある)。記事執筆直後は「肝心の厚生労働省から正式な文面が公開されていない」といぶかしがったものだが、ようやく1月末に正式な形で【公開された(個人および一般家庭・コミュニティ・市町村における感染対策に関するガイドライン、PDF)】

このレポートを元に、NHKの小特集では【国立感染症研究所】の岡田春恵氏が教授する形で家庭備蓄品への説明を行っていた。ここではその説明に加え、各種機関がそれぞれ別個に伝えている情報、楽天やアマゾンですぐに購入できる商品へのリンクを含め、簡単にまとめてみることにする。

まずは食料品について。基本的に2週間分ということで認識してほしい。また、上記ガイドラインにも目を通し、各自自分の環境に合わせて臨機応変にプラスマイナスすると良いだろう。

家庭での準備・食料品

・水(ミネラル・ウォーター)
・粉ミルク(乳幼児のいる家庭は普段より1缶余分に)
・米
・パックご飯
・切りもち
・乾うどん・そば、スパゲッティ
・クラッカー、乾パン
・コーンフレーク
・ホットケーキのもと
・栄養調整食品、ゼリー状栄養飲料
・甘味類(チョコレートやキャンディー)
・イモ類
・カップめん
・即席みそ汁、粉末スープ
・レトルト食品(おかゆ、カレー、シチューなど)
・調味料(塩、しょうゆなど)
・サラダ油
・ジャム
・バター、マーガリン
・缶詰類


一覧を見てお分かりいただけると思うが、地震などに備えた備蓄品とほぼ変わるところがない(保存性の高い食料などはおなじみのものばかりだ)。自宅から離れる必要が無い、自宅に住めない可能性が無いだけ、かえって柔軟性に富んでいるといえよう。また、これらはあくまでも例なので、例えば「うちはパン食をしないからジャムとかバターは要らないんだけど」という場合に、無理をしてジャムを用意する必要は無い。

低たんぱく高カロリー食品セットイメージちなみに、当方(不破)のような食事療養をしている人についてだが、阪神大震災や新潟大地震などを教訓に、関連機関が専用の非常食セットなどを販売している。例えば『低たんぱく高カロリー食品セット(Dr.ミール)』などが挙げられる。調べればいくらでも見つけ出すことが出来るし、単品の食事療養向け食品にも保存性の高いものがあるので、各自(必要な人は)対応するものを選んでほしい。上記リストのものはほぼすべて存在するはずだ。


■一連の記事:
【新型インフルエンザへの食料品など家庭備蓄品を考察する(1)前書きと事前知識】
【(2)食料品】
【(3)薬品など】
【(4)日用品】
【(5)あとがき・まとめとリンク集】


(最終更新:2013/09/02)

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