「年末はソフト充実でシェア伸ばす」Xbox360の巻き返し戦略

2006年09月02日 18:35

【共同通信】によるとマイクロソフト社の泉水敬Xbox事業本部長は共同通信のインタビューに答え、現在苦戦を強いられている家庭用ゲーム機「Xbox360」について、ソフトの充実で年内商戦を乗り切ると語り、巻き返しに意欲を見せたという。

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Xbox360は次世代機セールス競争において先行する形で2005年12月に発売。2006年6月末までにアメリカやヨーロッパでは460万台と好調な売行きを示しているが、日本を含めたアジアでは40万台に過ぎず、正直低迷している。泉水氏は「年末商戦は日本人の好みに合ったゲームソフトをそろえる」とした上で、「従来機に比べ、日本の会社が制作したゲームソフトを増やし、オンラインゲームも日本市場に合ったサービスを展開する」と強調し、日本人のニーズに応えるソフトを提供することを述べた。現在従来機は国内シェアが2%程度に留まっているが、それを上回りたいともしている。

ここ数日の間に近日・年末商戦向けにXbox360向けのタイトルとして報じられたものとしては、『THE 地球防衛軍』シリーズ最新作や『ファンタシースターユニバース』、イギリスのゲームクリエイターピーターモリニュー氏による新作アクションゲームなど、今ひとつインパクトに欠けるところがある。そのほかに気になるニュースといえば【アメリカ・マイクロソフト社、ゲーム制作用ソフトを無償配布】でも報じたゲーム開発ツールの話くらい。

これからの年末商戦では、ただでさえライバルとなる次世代機「Wii」や「プレイステーション3」が発売されるため、さらなる苦戦が予想される。この荒波の大海に向けてマイクロソフト側がどのような隠し玉的タイトル(オンラインゲームを含む)を提示して立ち向かい、シェア確保という目的地にたどり着けるのか、期待したいところだ。


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