アメリカのマイクロソフトがXbox360の出荷を従来の2倍から3倍に増強

2006年03月23日 08:30

ゲームイメージ【ロイター通信】が報じたところによるとアメリカのマイクロソフトは3月21日、家庭用ゲーム機Xbox360の出荷を今週内に、従来の2倍から3倍に増やす計画であるという。ゲーム機業界全体の売上の妨げになっている、品薄問題に対処するためとしている。

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記事によるとマイクロソフトは当初、昨年11月のXbox360発売後の最初の90日間で、275万台から300万台の販売を目標としていた。一度目標台数を250万台に減らしたものの、さらに期間を90日ほど足した今年6月末までに、450万台から550万台の販売を目指すとしている。

マイクロソフト側では今回の出荷台数増加について、【プレステ3、正式に発売日2006年11月上旬に延期、日米欧同時発売へ】にあるようなソニーサイドのプレイステーション3の発売を当初の春から11月に延期したこととは関係ないとコメントしている。だが実際には(仮に多少の供給不足があったとしても)最大のライバルと目されているプレイステーション3のスタートダッシュが半年ほど遅れたことで、先行特権をさらに確保しておこなうという目論見が見て取れる。

ただ、毎週記事にしているゲームソフトランキングなどを見る限り、アメリカはともかく日本においては、出荷台数の増強は必要ないものと思われる。アメリカやヨーロッパではそれなりに売れているようだが、2倍から3倍に増やす必要があるのかどうかとなると少々疑問視する向きもある。

もっとも、大量に出荷することで市場を飽和状態にさせて、初心者らへのアプローチ率を高める(どこに行っても山積みされているXbox360を見て「ああ、一番のゲーム機はXbox360なんだな」と思わせる)という戦略があるのかもしれない。

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