プレステ3、正式に発売日2006年11月上旬に延期、日米欧同時発売へ

2006年03月16日 08:00

【ソニー(6758)】の子会社の【ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEI)】は3月15日、次世代家庭用ゲーム機プレイステーション3(PS3)の日本国内発売日を、当初予定していた2006年春から延期し、2006年11月上旬とし、日本・アメリカ・ヨーロッパの同時発売とすることを正式に発表した(【発表リリース、PDF】)。

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リリースでは延期の理由についての説明は一切行われていないが、3月15日に行われた戦略説明会においてSCEI側では、「不正コピーを防止するための技術規格決定が遅れたため」とし、量産体制など製造部門では遅れは生じていない、11月の発売は「必要」目標であるとしただけでなく、発売時には月産100万台の体制を確保するとし、傾注の大きさを力説している。

従来は日本国内で春に先行発売、アメリカとヨーロッパで秋に発売と、時期をずらしての発売予定だったのが日米欧同時発売としたことで「延期」の色合いを薄めた感があるものの、[任天堂(7974)]の次世代家庭用ゲーム機「ニンテンドーレボリューション」の発売時期がダブり、顧客獲得競争に巻き込まれる可能性は否定できない。また、同機向けソフトを開発している各メーカーの「思惑」に大きな影響を与えることは間違いない。

ゲーム業界で一大問題となっているコピーへの対処のためとはいえ、半年もの発売延期がどれだけの影響を及ぼすのか、関係者も気が気ではないだろう(ライバルにしてみれば胸をなでおろしているかもしれないが……)。


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【プレステ3、発売を当初の06年春から11月初旬に延期へ】
【ソニー(6758)、プレイステーション3は予定通り今春発売予定とするも規格決定が遅れるとずれ込みもと】

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