話題のミクシィ(2121)、本日マザーズに上場

2006年09月14日 06:30

Mixiイメージかねてから報じているように、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の最大手【mixi(2121)】が本日9月14日、東証マザーズに上場する。公募売り出し価格は155万円。IT関係で世間一般にも知られている会社の上場であることや、1枚あたりの単価が高いことなど、さまざまな面で注目を集めている銘柄なだけに、本日の上場には各方面から熱い目が注がれている。

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ミクシィの詳細は関連記事で参照してほしいが、SNSのmixiや求人サイトのFind Jobなどを展開、直近の2006年3月期の売り上げは18億9300万円、経常利益は9億1200万円に達している。

公開時に売りに出される新規株式の発行数は4500株、その他既存株主による売り出しが2600株。ロックアップ(大株主やベンチャーキャピタルなどが株式の売却などを行わない契約をすること。新規上場株の公開直後の株価の下落を防ぐもの)のかかっていない株数も相当数あるなど、初値をつけた後の「爆撃」(大型株主による大量売り注文)が懸念される一方、知名度などから多くの注目を集めていることもあり、新興市場におけるけん引役となることを期待される向きもある。初日の今日14日は値つかずで場を終えるとの観測がほとんど。

最近では[ビックカメラ(3048)]が上場直後に大規模第三者割当を行うなど(【第三者割当増資の結果に関するお知らせ、PDF】)、知名度の高い銘柄ですら株主を軽視しているとしか思えない、あるいは「何のために上場したの?」的な行為が繰り返され、新興市場における信頼度や個人投資家の関心が失われつつあるのは否定できない。それが新興市場の軟調さの一因にあるのも間違いないだろう。

『毎日新聞』でも報じているように、【東京証券取引所】では東証アローズの電光掲示板にミクシィの初値を表示するなど、期待が高まっている(マザーズの新規上場株の初値を電光掲示するのははじめて)。ミクシィの上場が現状を打破できるような初値をつけ、その後もかつての【ガンホー(3765)】のように上場直後に急上昇し一時期は1枚あたり2000万円を超える超高値をつけた際に見せた、市場へのプラスインパクトを与えるような展開が見られるよう、逆にいえば「上場売り逃げ」「上場がゴール」「市場からの資金吸い上げ」などといわれ失望させることのないよう、強く期待し切に望みたいところだ。


■関連記事:
【【修正版】mixi(2121)上場、目論見書をさらにチェックしてツッコミを入れてみる】
【mixi(2121)上場、目論見書を少々チェックしてみる】
【SNSサービスを提供するmixi、マザーズ市場への上場決定】


(最終更新:2013/08/26)

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