かつての銀座を再現した大人向けジオラマ「昭和銀座ジオラマ」バンダイから発売

2009年01月24日 12:00

昭和銀座ジオラマイメージ【バンダイ】は1月23日、昭和30年代の銀座の街並みを再現した完成品としてのジオラマ『昭和銀座ジオラマ』を4月10日から発売すると発表した。価格は19万8000円(税込み)。AC電源アダプターを利用、都電にはアルカリボタン電池LR44を1個使用(【発表リリース】)。

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昭和銀座ジオラマ
昭和銀座ジオラマ

『昭和銀座ジオラマ』は、昭和30年代の銀座の街並みを忠実に再現した完成品のジオラマ。33か所の可動部分と31個のLED(発光ダイオード)を利用した発光システムを融合させて、昭和30年代の東京・銀座の街並みを再現したもの。再現度についてはさまざまな企業の協力を得た上で、非常に高いレベルとして仕上がっている。

サイズは幅40センチ・奥行き30センチほど。「造型」「光」「音」の3つの観点でこだわりを見せている。

「造型」……和光ビル、森永ネオンなどのような建築物と企業ロゴを、関連する10社の協力を得て当時のビル、看板を忠実に再現。
「光」……LEDを31個つかす、夜のモードでは輝くネオンや街灯、ショーウィンドウの華やかな夜の銀座を演出。
「音」……内臓のスピーカーを用い、当時の雑踏音や路面電車の走行音、時計台の鐘の音やスポーツ中継を再現。当時の歌謡曲として人気を博した「東京ブギウギ」と「東京ナイトクラブ」も本体に収録(他に街頭ナレーションとして福士秀樹氏を採用)。雑踏音や都電音など環境効果音は全部で38種類。また、入力端子にオーディオ機器を接続することで、今ジオラマをスピーカーとして用い、好みの曲をかけることも可能。


なお初回特典として、ジオラマ内の路線を走る都電11系統5000型(緑)と昭和銀座ジオラマ特典シールが付属する。



『昭和銀座ジオラマ』の「夜景」
『昭和銀座ジオラマ』の「夜景」

なお今回発売される『昭和銀座ジオラマ』は、「レトロ」を中心軸に据えた商品シリーズ「タイムトリップシリーズ」の第一弾として位置づけられる。バンダイ側では懐かしい昭和の温かみに溢れる造形に、「こだわり」、「現代の技術」、「インテリア性」などの要素を取り入れた商品を、大人向けホビー商材として、今後展開していくという。

リリースには商品ターゲットは「趣味やライフスタイルにこだわりを持つ団塊の世代」と明記されている。これは定年退職を迎えてまとまった収入を得た団塊世代を対象に、同年代のノスタルジアを燃えたぎらせるような(、そして財布のヒモをゆるめさせるような)商品展開を「タイムトリップシリーズ」として展開させていくものと想像させる。第二弾以降も、20万円前後もする商品を提供していくとは思いがたいが、「三丁目の夕日」をほうふつさせるような「活力に満ちあふれた古きよき時代」を再現する商品が、次々と展開されていくのだろう(例えば当時のテレビの形を再現した液晶テレビとか)。


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