メールが5割強で会話が2割……携帯電話で「もっとも」使われた機能

2008年12月24日 06:30

モバイルイメージ情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは12月22日、携帯電話の機能に関する意識調査結果を発表した。それによると、今年一年でもっとも使われた携帯電話の機能は「メール」と回答した人が全体で過半数に達していたことが明らかになった。携帯「電話」でありながら実際には携帯「メール端末」のような使われ方が世間一般的なものとなりつつあるようだ(【発表リリース】)。

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今調査は12月2日から4日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員に対して行われたもので、有効回答数は417人。男女比は58.0対42.0で、年齢階層比は20代13.4%、30代45.8%、40代32.9%、その他7.9%。

当初は単に会話が出来る電話の携帯可能版だった携帯電話も、今ではインターネットへのアクセスをはじめ、電子メール、GPS機能、着信音・着信メロディ、デジタルカメラなど、多種多様な機能を装備し、総合デジタル情報端末の様相を呈しつつある。その多様化は人々のライフスタイルをも変化させ、今や携帯電話は日常生活に欠かせないものとして立ち位置を確保している。

その携帯電話において、「現時点で」もっとも利用されている機能は何か、気になる調査の結果だが、なかば想像した通りの結果といえる「メール」機能がトップについた。

今年1年で、最も利用した携帯電話の機能は何でしたか
今年1年で、最も利用した携帯電話の機能は何でしたか

この調査結果から見えてくる傾向をまとめると次の通りとなる。

・携帯電話ではメール機能がもっとも多用されている。
・音声通話は二番目に利用される立場に甘んじている。
・男性より女性、若年層より壮齢層の方がメール利用率が高い。
・逆にインターネット機能は若年層の方が利用率が高い。
・目覚まし機能を使っている人は案外多く、メール、通話、ネットについで四番目。


これらの結果は過去の別機関などによる調査結果、【携帯の利用頻度は「メール」「通話」「ネット」の順、お昼と帰宅後はメールばかり】【電子メール94.5%・絵文字も69.6%……携帯電話は「携帯」する「電話」を超えた】【ケータイで脇役扱いの通話機能。しかし見方を変えると……】などを裏付けるものである。

「女性の方が男性よりメール利用の回答が多い」のはともかくとして、特に「若年層はインターネット、壮齢層はメールの利用率がずば抜けて高い」という点には少々驚き。ただこの回答はあくまでも「もっとも」の人の割合なので、壮齢層は単に「音声通話をあまりしない」というだけの話なのかもしれない。

「音声通話」は欠かせない機能ではあるものの利用頻度は低く、日常茶飯事的には「メール」や「ネット」機能が使われる。そのような携帯電話の利用スタイルは、これからもしばらくの間は続くのだろう。


(最終更新:2013/08/01)

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