減量時に役立つ、空腹感とおさらばできるパワフルな12食品たち

2008年09月16日 06:30

ダイエットイメージ先に【お腹を減らさずに体重を減らす10の簡単な方法】で「なるべく空腹感にさいなまれずに体重を減らすためのコツ」なる記事を紹介した。その中で「ナッツ類がオススメ」とし、特にアーモンドを例に挙げて「どのみち食べるのならポテチなどではなくナッツを食べよう」という項目があった。今回はその項目からリンクが貼られていた、具体的な「オススメなナッツ類」をはじめとする食品群一覧を紹介。こちらも残念ながら(?)男性向けの減量につながる話なので、女性には適さない内容。ごめんなさい(【Men's Health:Power 12 Foods: Never Go Hungry】)。

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元記事のタイトルは「空腹感とおさらばできる12の力に満ちあふれた食品たち」。一応ナッツ類を皮切りに、その他の食品も多数リストアップされている。これらの食品を積極的に食することで、筋肉が増強され、(その筋肉でエネルギーを燃焼してしまうので)余分な脂肪が蓄積されるのを防ぐことができるとのこと。さらにその他にも「体重抑制」「骨の増強」「血圧低下」「がんや病気への抵抗力強化」「心臓病の抑制」などの効果があるとのこと……なんとなくうさんくさい健康食品のキャッチコピーのようでもあるが(笑)、大地の恵みはそれほどまでに素晴らしい、ということなのだろう。

本文ではまず「これらの食品しか食べてはいけない・必ず全種類を食べねばならないというわけではない」とした上で、

・一日三回の食事ではそれぞれにおいて、2つか3つを取り入れるように。軽食時には必ず1つは加えるように。
・食事においてはたんぱく質、炭水化物、脂肪の組み合わせを必ず取り入れるように。
・軽食では必ずたんぱく質を含んだ物を取り入れるように。


というルールを定めている。軽食を取ることが前提となっているあたり、いかにもアメリカらしい。

それでは早速具体的な品目を挙げることにしよう。

アーモンドイメージ1.アーモンドや他のナッツ類(皮ごと)
・空腹感を減らし、筋肉質な身体を形成する。いわゆる「良い脂肪」を含み、血流をきれいにし、肥満や心臓病、がんなどに効用あり。かぼちゃやひまわりの種、アボガドなどもOK。ただし、塩をまぶしたりスモーク処理をしたナッツはダメ。高塩分は高血圧を誘発する。

2.豆や他のマメ類
・インゲン豆、大豆なども。脂肪燃焼、消化コントロール、筋肉形成などに効果。肥満や直腸がん、心臓病、高血圧などに効果あり。満腹感も大きいため空腹とおさらばするにはぴったり。ただし油べっとりな焼き豆や砂糖たっぷりな揚げ豆は不可。

3.ほうれん草など青物野菜
・老化促進機能を持つとされる「ラジカル」を中和する働きを持つ。ブロッコリーやアスパラガスなどもOK。がんや心臓病、肥満、骨粗しょう症などに効用。揚げたりチーズやソースと絡めたりしなければどんなものでも問題なし。

4.乳製品
・無脂肪や低脂肪のミルク、ヨーグルト、チーズなど。骨の強化や減量にプラス。高血圧やがんにも効用。ただしフローズンヨーグルトなどは避けるべき。牛乳などの液体は体積を取るので「お腹一杯」という信号が脳に伝わりやすい。

5.インスタントのオートミール
・血糖値の維持やコレステロールの減少、エネルギーのアップに効果。肥満やがん、糖尿病などに良いとされている。ふすまや高繊維質の穀物も同類。ただし砂糖詰めのような穀物は問題外(……日本ではあまりオートミールは食されていないが)。

卵イメージ6.
・脂肪の燃焼や筋肉の生成。肥満への効果あり。筋肉を強化するという観点では、牛肉や牛乳などよりはるかに効果的なたんぱく質の補充源といえる。

7.七面鳥や他の赤身の肉
・赤身の肉などが良い。免疫力を強め、筋肉を盛り立てる効用がある。そして肥満防止やストレス解消、心臓病予防に効果があるとのこと。ただしソーセージやベーコン、リブステーキ、ハムなどは対象外。

8.ピーナツバター(純正品、砂糖なし)
・脂肪燃焼と筋肉増強の役割。肥満解消やしわ、心血管疾患への効用あり。カシューナッツやアーモンドのバターもOK。ただし、量産され通常安売りされているような、甘ったるいピーナツバターは除外。また、カロリーが高いので量には十分に注意。

9.オリーブ油
・免疫力向上やコレステロールの低下をうながす。肥満、がん、心臓病、高血圧に効用。カノーラ油やごま油も同様の効果が望める。ただしマーガリンや、他の野菜で作ったような油はダメ。

全粒粉の食パンイメージ10.全粒粉の食パンや穀物類
・脂肪が身体に溜まるのを防ぐ働きがある。肥満やがん、高血圧、心臓病などに効果あり。玄米や全粒小麦粉で作られたプレッツェル、パスタも。白パンやベーグル、ドーナツのような通常のパン、小麦が使われた食パンなどは除外。時としてミネラル分などを使ってパンの生地を茶色くした上で、全粒粉のパンのような通常の小麦パンを販売する業者もいるという。要注意。

11.プロテインパウダー
・筋肉質なボディーを作るためによく使われる、あの「プロテイン製ドリンク」。脂肪燃焼と筋肉増強を果たし、肥満防止に役立つとのこと。

12.木いちごやブルーベリーなどベリー系の果物
・のどの渇きを防ぎ、視力の維持や心臓病予防、肥満などに効果あり。りんごやグレープフルーツをはじめとした他の果物もOK。ただしゼリー類は砂糖を含むので不可。ブルーベリーや木いちごなどを特に勧めている。


ざっと見ればお分かりの通り、今回のリストに並べられた食品群は「満腹感が大きい食品」という点の他に、「筋肉質な肉体を作ることで脂肪の燃焼効率を上げて消費エネルギー量を増やし、蓄積される余計なエネルギーを減らすことで適性体重へ近づける」という、いかにもマッスル向き、あるいはアメリカらしい手法に基づいた選択。女性向けでないというのもうなづける(筋肉質な女性を否定するわけではないが……)。

減量・ダイエット=筋肉質ではないが、筋肉質な身体を持つ肥満体の人があまり見受けられないのも事実。筋骨りゅうりゅうになる必要は無くとも、これらの食品に気を配ってみるのも悪くはないかもしれない。幸いにもリストアップされた食材のほとんどが、日本でも気軽に手に入るものなのだから。


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(最終更新:2013/08/03)

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