お腹を減らさずに体重を減らす10の簡単な方法

2008年09月14日 18:40

ダイエットイメージ体重を減らしスリムな身体を目指すのに、もっとも手っ取り早いのは「食べる量を減らす」こと。日本語における「ダイエット」という言葉が「減量・スリム化」と「健康や美容、そして減量のために食事を量や種類の面からコントロールすること」の両方で使われていることからも、「減量するためには腹が減ってでも食べる量を減らさねば」という方程式が、多くの人の頭には固定概念としてインプットされている。ところが健康関連でおなじみの【Men's Health】では、そんな考えをひっくり返しかねないタイトルの記事が掲載されていた。いわく「10 Easy Ways to Lose Weight Without Starving」。直訳すれば「お腹を減らさずに体重を減らす10の簡単な方法」。本当ならすぐにでも飛びつきたくなるような話なのだが……。

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ちなみにこれらの10項目、サイトのタイトル通り、「男性向け」の話なので、女性は適用外。申し訳ない。

1.男らしい朝食を取る
 スクランブルエッグやソーセージなど、たんぱく質や脂肪を含むものを食べれば、満腹感も持続する。時間が無いからとドーナツをほお張るようなシンプルな朝食など問題外。

ダイエットイメージ2.ナッツ類ならオススメ
 小腹がすいて口が寂しくなったら、筋肉を構築するのに役立つナッツ類を積極的に食そう。特にアーモンドはオススメ。これらは満腹感を持続することでも知られている。

3.でんぷんはお断り
 パスタや白パン、じゃがいものようなでんぷん質の食品は太りやすいようだ。パスタやパンならば全粒小麦粉製のものを、じゃがいもならさつまいもを選ぼう。もちろん食べ過ぎないように。

4.筋肉を鍛えよう
 ジムに通うなどして自分の筋肉を鍛えれば、新陳代謝が活性化することで、体内のエネルギー(、そしてもちろんカロリー)が積極的に消耗されることになる。食べた分を蓄積せずに消耗すれば、論理的には太ることはないはず。

5.「気をつけよう、その一口が……」
 何か(三食の食事以外に)食べる機会があるときに、「それを食べて良いのか?」と自問自答してみよう。ひと時の空腹感を満たすためだけに、それを口にして良いのかどうか。休日に食べ切れなかったクッキーが残っていたからといって、「もったいないから」とばかりに缶をひっくり返して残りを全部取り出して平らげるのはいかがなものだろうか。

6.たまにはいいよね、息抜きも
 あまりに減量に関して無理をしすぎると、心理的に追いやられてしまい身体にマイナスの影響を与えるだけでなく、「もういいや!」とばかりに減量そのものをあきらめてしまう可能性が出てくる。一週間に一度くらいはちょっとした楽しみ、例えばピザを数切れくらい、なら悪くない。

7.低糖質ダイエットはどうだろうか
 低糖質ダイエットの方法を試してみるのも一つの手。はじめはかなり大変だが、体重の減少度合いを見るたびに、その成果に励まされてやる気が大変さに打ち勝つようになる。

走りこみイメージ8.長時間走りこむより間隔を置いて短距離走をちまちまと
 「減量のための走りこみ」という言葉からは、長時間かけて長い距離をマラソンするのがイメージされる。しかし時間もかかるし面倒だし、やる気が出ないという人も多いはず。そこで短距離走を繰り返し行う(もちろん間隔を置いて)ことで、効率的に多くの脂肪を燃焼させることをお勧めする。

9.炭酸系の飲み物はダメよ
 炭酸系のジュースを飲むくらいならグラス一杯のワインを。あるいは低糖質のビールを適量に(※もちろん20歳以上の場合)。

10.脂肪は一から十まで全部ダメというわけでもない
 体重を気にするようになると、脂肪がらみの食品はすべて罪悪のように思えてしまう。しかし実際には脂肪そのものは満腹感を与えるだけでなく、身体そのものが必要としている成分でもある。どんな脂肪が良く、どんなものが余計なものかを良く調べて考えて。


元記事を見れば分かるように、10のポイントのほとんどがMen's Healthの過去の特集記事へのリンクとなっていて、それぞれ詳しい解説がほどこされている(例えば「低糖質ダイエット」なら、そのプログラムや具体例などが複数ページに渡って用意されている)。今回はそれらの説明は略させてもらったが、大抵は日本で伝えられている情報とほぼ同じもの。

シリアルダイエットイメージ過去のダイエット系の記事でも何度と無く触れているが、実際には太る要素・原因は人それぞれのため、王道というものはない。それぞれの項目は確かに「これなら空腹感と激しいバトルをすることなく、体重を減らせるかも」という内容のものばかりだが、実際にこれら10項目をすべて果たしたからといって必ず「お腹を減らさずに体重を減らせる」わけではない。

また、「低糖質ダイエット」に代表されるように、ちまたでよく聞く言葉ではあるが実際には非常に複雑で細密なプログラムのもとに行わないと、ほとんど効果が無いどころか、逆に身体にマイナスの影響を及ぼしかねないものもある(何しろこの方法、元々は糖尿病食として生み出されたものなのだから)。

それでも10項目を見渡してみて、「なるほど」「そうだよな」と納得する部分も少なからずあったはずだ。結局のところ、ダイエットの最大の敵は自分自身。正しい情報で論理武装をした上で、自分に一番マッチした方法を見つけ出すことが、もっとも(言葉通り)スマートなダイエットへの道なのだろう。

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