アメリカのガソリンマップ

2008年05月26日 08:00

ガソリンイメージ先に【ガソリン代を節約できる8つのポイント】でアメリカ流ガソリン節約法の記事を書き上げた際に、面白いサイトサービスを見つけた。【Atlanta Gas Prices】というガソリン関係の総合コミュニティサイトで、アメリカ全土のガソリン価格を読者から吸い上げてデータ化しようというCGM(Consumer Generated Media、利用者が内容を創って行くメディアのこと)サイトだ。【gogo.gs】のアメリカ版、と表現すれば分かりやすいだろうか。そのサイトのコンテンツの一つとして提供されているのが、【USA National Gas Temperature Map】。直訳すれば「アメリカのガソリン価格温度表」。要はガソリン価格が高い場所ほど暑いような色で表示されている、ガソリン価格分布地図、ということだ。

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アメリカのガソリン価格分布表。3.7ドル以下で安定している州と、4ドル以上に高騰している州があることが分かる。
アメリカのガソリン価格分布表。3.7ドル以下で安定している州と、4ドル以上に高騰している州があることが分かる。

先の記事でアメリカのガソリン価格について「現在ではミシガン州(五大湖周辺の工業地帯)やカリフォルニア州で特に高く、4ドルを超えている」と表記したのも、実はここがデータ元。

上に貼り付けたのはスクリーンショットだが、実際のマップでは任意の箇所を拡大表示し、詳細をチェックすることができる。

価格が高めなサンフランシスコ周辺のようす。
価格が高めなサンフランシスコ周辺のようす。

読者から投稿されたガソリン価格のデータが逐次(48時間以内に)地図上へ反映され、データとして表示される。それぞれのガソリンスタンドが価格ピンで映し出されるので、同じ道路内に乱立するスタンドの価格競争のようすや、「穴場」を探ることができる。それにしてもアメリカのガソリンスタンドの多さには少々驚かされる。

すでにCGM方式によるガソリンの価格コミュニティサイトはgogo.gsなどが実践している。仕組みそのものはさほど難しくない(面倒なだけだ)ので、「Atlanta Gas Prices」のようなサイトが日本に登場するのもそう遠い未来の話ではないのかもしれない。

もちろんこのようなサイトのニーズがそれほど高まらないよう、ガソリン価格が安値安定してくれればそれが一番なのだが。


■関連記事:
【「安くても実はコスト高!?」 アメリカのバイオガソリン事情】

(最終更新:2013/08/05)

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