プリンタ保有率は9割超、9割近くが「月1回以上は使用する」

2007年12月05日 06:30

プリンターイメージ【Japan.Internet.com】などが伝えるところによると、プリンタの所有率はインターネットユーザーの中では9割を超えていることが明らかになった。また、プリンタ保有者の9割近くが月1回以上自分のプリンタを稼動させて何らかのプリントアウトをしていることも分かった。言葉通り「盆と正月」にしか使われないようなイメージもあるプリンタだが、実際には色々と活用されているようである。

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今調査はインターネット経由で11月29日から12月3日、インターネット利用者1094人に対して行なわれたもの。男女比は53.02対46.98。年齢構成比は30代の21.30%を筆頭に20代18.10%、10代16.54%など。

プリンタ保有率は9割超
3年以内に買い換えている人が過半数

まずプリンタに関する問いをする前提として「プリンタを自宅に持っているか」という質問があったが、これに対して92.05%にあたる1007人が保有していたとのこと。そのほとんど(84.46%)が「パソコン接続タイプ」のもので、大部分は有線タイプのものを利用しているようだ。

また、購入時期は3年以内とする人が過半数を占め、大部分は比較的新しいプリンタを利用しているもよう。プリンターは技術革新が目覚しいスピードで行なわれており、半年も経てばよくて一世代、下手をすると二世代ものシリーズ内新商品が発売され、機能もアップグレードされる。価格も機能拡充と共に安価になる傾向もあり、「修理するより買い換えた方が安くて高性能」というパターンもよくある話。

さてプリンタというと仕事や趣味で使う以外、冒頭でも使った「盆と正月」、つまり暑中お見舞いと年賀状に使うくらいな「季節イベントで使う程度の利用頻度」なイメージがある。しかし今調査では意外な結果が出ている。

プリンタ使用頻度で近いと思うもの
プリンタ使用頻度で近いと思うもの

「月2~3回」と答えた人がもっとも多く3割強。次いで「週2~3回程度」が3割近く。「月1回程度」が2割強など、「月に1回以上」以上の層はあわせて87.09%にのぼっている。

具体的な利用目的が公開されていないので詳細は不明だが、今件は「自宅の」プリンタに関する調査結果。よもや毎月挨拶状を出す個人というのも想定しにくい。恐らくは何らかの覚え書きやウェブページで出力して置きたいもの、プリンタ出力用のファイルの打ち出しなど、仕事に近いような使われ方をしているのだろう。

カラーのインクジェットプリンタの場合は特に、「年賀状をきれいに打ち出せる」旨の宣伝文句と共に家庭に普及しつつある。年賀状もインクジェットプリンタ専門の用紙を使うタイプのものが2002年から郵便局で発売されており、この前後からプリンタの家庭浸透度が加速度的に速まったものと思われる。

単に盆と正月の葉書印刷のみに使われがちなプリンタ。ネットが普及しても、いやむしろネットが普及してインターネットから取り出せる情報が増えたからこそ、紙に出力して残す機会・ニーズが増えているのかもしれない。


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