プリンタ2強「キヤノン」「エプソン」買い替えるなら……!?

2007年08月30日 08:00

プリンターイメージ【Japan.Internet.com】が8月29日に報じたところによると、自宅で使われているプリンタのメーカーは【キヤノン(7751)】【エプソン(6724)】が多く、買い替え・新規購入の場合にはキヤノンがエプソンより選ばれる傾向にあることが明らかになった。他社メーカーの意見も多少はあるが、事実上この2社による寡占状態であることが、統計データからもうかがえる。

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今調査は8月17日、官公庁や民間企業に勤める20代から60代の男女332人を対象にしたもので、男女比は76.5対23.5。年齢層別では30代34.3%がもっとも多く、次いで40代の33.7%など。調査母体数が少なめのため、世間の実情とは多少のぶれが生じている可能性を考慮する必要がある。

自宅でプリンタを使っていると回答した人は全体の9割近い293人(88.3%)に登っているが、これはプリンタの廉価化と年賀状などのプリントアウトのニーズ拡大が大きな要因だと思われる。それではそのプリンタはどこ製なのか、複数回答で尋ねたところ、「キヤノン」と「エプソン」が136人と半数近い回答を得てトップになった。事実上この2社が「プリンタ界のシェアをほぼ独覇している」と言っても過言ではない。

自宅のプリンタのメーカー
自宅のプリンタのメーカー

第3位にはHP(ヒューレッド・パッカード)、第4位には「ブラザー工業」と、プリンタ界ではそれなりに著名であるはずのメーカーが名を連ねている。しかしそれらも2強の圧倒的な得票数の前にはしり込みするばかりである。「エプソン」と「キヤノン」が同数票なのも不思議な感があるが、ある意味現状を如実に表しているともいえよう。

プリンタはある意味パソコン本体以上に買い換える機会の多い周辺機器といえる。そこでプリンタを買う機会(新規・買い替え)があったとしたらどのメーカーのものを、という問いをしてみたところ、意外にもキヤノンがエプソンを突き放す結果となった。

買い換えるとしたらどのメーカーのプリンタを?
買い換えるとしたらどのメーカーのプリンタを?

最終的には自分が求めている機能を持つプリンタを、ということになるのだが、特定のメーカー毎のクセを知ってしまうと「次回も同じメーカーを」と考える人も多い。備品の共有やツールの使用方法などの使いやすさを考えると、ビデオやレコーダーのような家電商品や他のIT関連機器同様、「前がこのメーカーだったから次も同じところを」と考えてしまうものだ。しかしプリンタにおいてはキヤノンがエプソンを相当数上回る支持を集めたという結果が出てしまった。非常に興味深い結果といえる。

元記事では、ある「エプソンからキヤノンに乗り換える」ユーザーの話として「エプソンは写真がきれいだがインクリッチ(インク過多)で普通紙だとぬれたようになる。会社で使っていたキヤノンに乗り換えた」を挙げ、写真よりも文字を選んだようだ、という意見が掲載されている。個別プリンタによって違いはあるのだろうが、メーカーレベルでの傾向と自宅での利用傾向から、キヤノンに「転向」する人が増えているということだろうか。

ちなみに当方(不破)は自宅ではエプソンのレーザープリンタ(LP-2200、モノクロ)を利用している。文章のプリントアウトが用途上のほぼすべてであるため、それなりに高速でランニングコストも安めの当プリンタは長年愛用しており、不都合もない。仮に買い換えるとしても、やはりエプソン製かな、と思ってしまう。

ともあれ「エプソン」「キヤノン」の絶対優位性はここしばらく続くことだろう。

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