ゲームと健康の素敵な関係

2007年09月13日 12:30

DDRで運動イメージイメージ最近は子どもが熱中するあまりに「ゲーム=部屋に閉じこもるから身体に良くないもの」という一辺倒な考え方から、【ゲームで肥満に立ち向かうアメリカ~アメリカシリアスゲーム関連学会レポート】にもあるような形で「ゲームと健康管理や運動を結びつけ、有効活用しよう」という動きが広まっている。先日NHKの[このページ(nhk.or.jp)は掲載が終了しています]でも、その考え方を活用したゲームたちが紹介されていた。良い機会でもあるのでその番組に登場した「楽しみながら運動ができるさまざまなゲーム」をピックアップしてみることにしよう。

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歩数計と管理ソフトのセット「てくてくエンジェルPocket」&「DSてくてく日記」

DSてくてく日記イメージまず最初に紹介されたのは、以前【ハドソン、歩くと育つ電子ペットゲームとデータを記録する日記ソフトをセットにした肥満解消セットを12月21日から発売】でも記事にした、【ハドソン(4822)】の『てくてくエンジェルPocket』と、その歩行データを記録した記録帳ソフト『DSてくてく日記』のセット。要は歩数計+たまごっち+管理ソフトを、携帯型の歩数計とニンテンドーDSで行なおうというもの。

あらかじめ設定した歩数を歩くことで「てくてくエンジェルPocket」内のペットはすくすくと成長していくが、歩数の設定を守らずに歩くのをさぼっていると、ペットは病気になったりうまく成長しなくなる(肥満になる)。歩いた歩数はDS側へデータを転送してグラフなどで確認できるので、ペットの育成のみをする以上にモチベーションも高まる。

放送では1万1000歩を毎日歩くように設定した人が、歩くのに疲れても「てくてくエンジェルPocket」のペットのメッセージを見て励まされたという。

手の振りも必要な「ダンスダンスレボリューション」

ダンスダンスレボリューションHottest Partyイメージ続いて紹介されたのは、10月25日発売予定のWii用『ダンスダンスレボリューションHottest Party』。『ダンスダンスレボリューション』といえば【コナミ、『ダンスダンスレボリューション』でアメリカの子供肥満防止に協力】にもあるように、ゲームプレイには足の運動が必要ということで肥満防止に一役買うことで世界中に知られている。今回発売されるのはWiiならではの「Wiiリモコン」も活用するというもの。

ゲーム内に設定されている「ダイエットモード」では消費したいカロリーを入力。しかる後に足だけでなく、手でも(Wiiリモコンを持って)画面の指示通りにダンスを踊っていく。ちょっとしたフィットネスクラブでの運動以上に、全身運動で体力を使う。一曲2分ほどを踊り終えると、消費したカロリーを手のみ、足のみ、総合、累計それぞれで表示してくれる親切設計。

最大4人までで同時プレイもできるので、親子で揃って室内フィットネス、などというのもできそう。

座ったままでボウリング「XaviX ほっとプラス」

XaviXBOWLINGイメージ最後に紹介されたのは、座ったままでボウリングができる「XaviX ほっとプラス」というもの。特別養護老人ホームで使われていたもので、室内でボウリングが可能なゲームシステム【XaviXBOWLING(ザビックス・ボウリング)】の改訂版。

ホームには足腰が弱いご老体の方が多い。ボウリングをしたくとも玉を持った瞬間、腰が砕けてしまうかもしれない。それ以前に、車椅子を使わないと歩行できない人も多い。でもボウリングのようなみんなで楽しむゲームをしたい……ということで採用されたとのこと。

このシステム、座ったままでもボールを投げる動作をすると、画面の中でボウリングができるというもの。いわば、バーチャルボウリングゲームというわけだ。足が不自由な高齢な人でも適度な運動が出来ると好評とのことである。


楽しいゲームなら大人も子どもも夢中になるのは仕方の無い話。それをあえて毛嫌いするのではなく、今回紹介したタイトルたちのように、有効活用して共存の道を探るのが「大人の知恵」というものだろう。

なおこの手の運動系ゲームとしては、【任天堂、Wiiの健康ソフト「Wiiフィット」を発表・日本では年末発売とも】でも紹介した、日本では年末発売ともいわれている『Wiiフィット』が本命。Wiiで多くの家庭をゲームの世界に引き込んだWiiが、フィットネスの視点で健康な世界へいざなうことができるのか、正式な発売日の発表が待たれるところである。


(最終更新:2013/09/08)

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