SCEの久多良木会長が退任・名誉会長へ退く

2007年04月27日 06:30

プレイステーション3イメージソニー・コンピュータエンタテインメント(SCEJ)が4月26日に発表したところによると、同社の久多良木健会長兼最高経営責任者(CEO)が6月19日付けで任期満了を持って退任、名誉会長に退くことが明らかになった(【ソニーによるリリース】)。そして現在SCEJの社長兼最高執行責任者(COO)が社長兼CEOに就任することになる。リリースや一部報道によるとこの人事は26日にSCEJが開いた取締役会で久多良木氏自身が退任を申し出て、満場一致で認められたとのこと。

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久多良木氏はソニーの大黒柱的存在となったゲーム機「プレイステーション」の産みの親でこの事業の中心人物的存在。ゲーム部門の業績次第では次のソニー本体の社長の座も目されていた。しかし【ソニー、2006年度第2四半期連結業績発表、営業利益は前年同期比90.9%減。ゲーム部門の低迷目立つ】などにもあるようにゲーム部門の低迷が目立ち、大手を振って登場したはずの最新鋭機種プレイステーション3も期待されていたほどの好調さは見せていない。

直接的な退任理由としては、久多良木氏が主導したプレイステーション3用新型高性能半導体「セル」の開発プロジェクトの問題や、ゲーム事業部門の低迷で、ソニー社内から経営責任を取るようにとの追求の声が高まっており、久多良木氏がそれに答えた形となる(表向きは「経営の若返りを図るため」とされている)。

【英フィナンシャルタイムズ、SCEIの人事刷新を「ソニーが家庭用ゲーム機ハードから撤退する前兆との見方」と報ず】にもあるような、ソニーがゲーム機部門そのものから撤退することはないだろう。しかしゲーム機部門を引っ張ってきた原動力である久多良木氏が事実上引退し影響力を薄めることで、ソニーのゲーム機戦略に微妙な影響が生じることは避けられないといえよう。


■関連記事:
【SCEI、役員人事を刷新・久夛良木氏はCEO兼会長に】

(最終更新:2013/08/21)

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