ネットの利用時間増は88.4%、テレビや新聞、雑誌は減少中

2007年03月26日 06:30

インターネットイメージ先に【テレビCMの非視聴率は35.1%~DVD・HDDレコーダー利用者の過半数が「テレビCMのほとんどをスキップ」】でもお伝えした、【iMiリサーチバンク】による【HDD・DVDレコーダーの利用状況に関する調査結果】において、ここ一年の間に「インターネットや携帯電話によるネット接続やビデオ・DVD」の利用時間は増加し、読書やテレビ、新聞、ゲーム、雑誌など既存メディアの利用時間が減少していることが明らかになった。

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この調査は3月8日から12日、全国の男女に問い合わせたもので、有効回答数は1463件。一年の間に、それぞれの項目について、利用時間が減ったか増えたか、それとも利用していないかを答えてもらったもの。

ここ1年間での利用時間はそれ以前に比べてどうなりましたか?
ここ1年間での利用時間はそれ以前に比べてどうなりましたか?

インターネットの利用時間が増えた人が9割近い一方、その他のメディアが全般的に「一年間で利用時間が減った」と答えた人が「増えた」人より多いのが分かる。特に、雑誌は63.3%もの人が「減った」と答えている。雑誌との区分が幾分難しいような気もする読書は54.9%であり、紙媒体への感心が薄れている傾向がうかがえる。

一方、「利用していない」人の数はパソコンによるインターネットが1.0%、テレビが1.2%、新聞が14.6%と、パソコンを用いたインターネット利用が、新聞やテレビのような巨大メディア並にまで普及したことが推定できる。一方携帯電話によるネット利用をしていない人は33.0%、ゲームは33.5%と、いずれも3割以上の人が未体験なことも分かる。

【ネットの1か月あたり利用時間、1年足らずで約1時間増加・7年間で2.7倍へ】にもあるように、ネットの利用時間はブログなどの自己参加型コンテンツの登場でますます増えつつある。このような魅力ある機能の充実で、インターネットへ注力する人、及び時間が増えているのだろう。

また、よく広告関係の業界で「ゲームに時間を奪われてしまう」「ケータイにおこづかいの大部分をもってかれてしまう」という話が語られるが、その一端があらためて明らかにされた調査結果であるとも受け止められよう。

「利用時間が減った」とされる人が多いメディアでは、今後魅力を充実させる仕組みをほどこしたり、躍進しているメディアとの連動企画など、積極的な工夫が求められるに違いない。

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