ネットの1か月あたり利用時間、1年足らずで約1時間増加・7年間で2.7倍へ

2007年03月19日 08:00

インターネットイメージネットリサーチ会社【ネットレイティングス】が3月12日に発表したデータによると、家庭のパソコンで個人がインターネットを利用する時間は2007年1月時点で、平均一か月あたり18時間31分となり、2006年4月調査時点の17時間28分から約1時間ほど増加していることが明らかになった(【発表リリース、PDF】)。

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この調査結果は、2000年4月から毎年日本国内で家庭のパソコンを使ってインターネットを利用している人の利用時間と利用人数を計測したデータに、2007年1月時点での最新データを付加して公表したもの。

それによると最新データでは日本国内の家庭での利用者数は4461万9000人となり、2006年4月の4113万9000人から約8.5%増加。また、一人あたりの平均利用時間も18時間31分と、2006年4月の17時間28分から約6.0%増加している。調査データが反映されている最初の年、2000年4月(852万8000人、6時間53分)と最新データを比較すると、利用時間の増加はゆうに2.69倍となる。

インターネット人口と総利用時間の推移・家庭のパソコンからのアクセス
インターネット人口と総利用時間の推移・家庭のパソコンからのアクセス

さらに調査結果では、[ヤフー(4689)]の利用時間が6年間で25倍に成長したことを挙げ、同サイトの成長が最も著しいことを説明すると共に、「インターネット人口の伸びは今後緩やかになるが、総利用時間はまだ増える余地がある。生活者の生活時間に占めるネットメディアのシェアが大きく拡大することを意味し、今後ネットのメディア価値が更に向上していくと考えられる」と説明している。

各主要サイトの総利用時間率と増加率
各主要サイトの総利用時間率と増加率(単位・1000時間、月間データ)

各個人の利用時間が増加している具体的な理由としては、掲示板やブログ、SNSをはじめとした新しいシステムの開発提供により、利用者が情報の受信側としてだけではなく、発信側にも立った利用をするようになったことが挙げられよう。

主要サイトの中になぜかgoogleが入っていないのが気になるが、これは2000年4月の段階では日本国内ではあまりメジャーではなかったから、なのだろうか。また、最近ではmixiなどさまざまな「急速に影響力を増してきたネットサービス」も増加しているし、今調査対象とは別になるであろう、「携帯電話からのインターネット利用率」も急速に増加しているはず。そして携帯電話の機能が充実するにつれ、携帯電話からの利用とパソコンからの利用の差はさほど開かなくなっている。

利用の仕方の変化、利用媒体の増加、受信のみから送受信への利用姿勢の変化、この3つの変化から、今後ますます個人のインターネット利用時間は増加するに違いない。

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