ヘルシーなコーラをコーラ2強が相次いで発売・カロリーゼロで栄養素豊富……!?

2007年03月10日 11:30

「ダイエット・コーク・プラス(Diet Coke plus)」「タバ(TAVA)」イメージ【ABC News】などが報じたところによれば、アメリカの食生活の象徴でもある炭酸飲料のコーラにも、健康ブームの波が押し寄せ、「健康的なコーラ」がコーラ販売会社2強とされるコカコーラとペプシコーラから発売されることになった。両者はそれぞれ「ダイエット・コーク・プラス(Diet Coke plus)」「タバ(TAVA)」という商品になるもよう。

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「ダイエット・コーク・プラス(Diet Coke plus)」「タバ(TAVA)」イメージ同放送によるとアメリカの炭酸飲料市場は680億ドル(約8兆円)とぼう大な規模。しかし先に報じているように、特に食生活の分野で健康指向の強い欧米では、炭酸飲料に対する風当たりが強く、需要が頭打ちの状況にある。特に甘味料の多いものは「ダイエットの敵だ」と敵視されている。そこで両社は「健康的なコーラをどうぞ!」という戦略のもとにこれらの製品を開発し、需要を盛り上げようという狙いがあるようだ。

今件についてコカコーラ本社ではコメントをしていないが、ある役員が「ダイエットコークプラスと呼ばれる新しい飲料が今年の春には正式に発表されるだろう」とコメントしている。一方ペプシコ(ペプシコーラの販売元)では報道担当が「消費者のニーズにかなうべく、タバは開発されました」とタバの存在をみとめている。

「コーラでもソフトドリンクでもない」と評されているこれらの「新しいコーラ」には、カロリーゼロ、ビタミンB6やE、マグネシウム、鉄、さらに「タバ」には脂肪燃焼を助けるといわれているクロム(Chromium)が入っている。

これらの「健康をうたったコーラ」の登場で、これまで以上に飲料水のラベル部分、特にカロリー表記の部分をじっくりと見る必要がある、と記事ではコメントしている。

正式な発表はまだなされていないが、上記放送ではすでに「実物」がキャスターの間で飲まれている。人気が出れば日本市場にも出回ることになるだろう。アメリカ同様に日本でも炭酸飲料のカロリーに対する目がきびしくなりつつある昨今、これらの「健康的なコーラ」に支持が得られるかどうか、見てみたいものだ。


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