駅長は三毛猫の「たま」・和歌山電鉄貴志川線貴志駅に猫の駅長が就任

2007年01月06日 11:30

招き猫イメージ【四国新聞】によると、和歌山県北部を走るローカル線の【和歌山電鉄】貴志川線で、駅に住み着いている7歳の三毛猫「たま」(メス)が1月5日、無人駅である「貴志駅」の駅長に就任した。同居する猫の「ちび」とたまの母親猫である「ミーコ」(一部報道では「みい」)も助役に抜擢された。

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いちご電車イメージ和歌山電鉄は白地に赤のペイントをした車両を走らせていることから、「いちご電車」の鉄道としても名を知られている。一方新駅長の「たま」は、駅舎の棟続きに位置する駅の売店「小山商店」の飼い猫。人懐っこく、「駅のアイドル」として利用客から可愛がられていたこともあり、和歌山電鉄の小嶋光信社長自らが白羽の矢を立てたという。なお駅長の「たま」や「ちび」「ミーコ」の業務は「客招き」が日々の業務となる。また、給料はキャットフード1年分と長寿祈願のお守り。

貴志川線はリストラの結果として、経営母体を南海電鉄から岡山電気軌道などによって設立された和歌山電鉄に代わったものの、経営状態は依然として厳しい状態が続いている。今回の「猫駅長就任」も、話題で路線と地域を盛り上げ、集客を試みようとする意図があったのだろう。もちろん鉄道会社自らが駅長を猫に嘱託(「一日駅長」などのようなイベント・形式的なものではなく)したのは全国でも例を見ないことであり、珍しい話に違いは無い。それになりより猫たちがあまりにも可愛く、ほほえましい話なのがたまらない。

猫といえば「招き猫」が思い浮かぶ。招き猫は左手を挙げると人を、右手を挙げるとお金を招きよせるといわれている。「たま」「ちび」「ミーコ」の三重役たちはこれから毎日のように、駅で両手を一生懸命になって上げ下げして「招く」必要があるのかもしれない(笑)。

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