【更新】猫駅長「たま」、写真集も登場し人気さく裂中

2007年10月22日 06:30

猫駅長「たま」イメージ先に【駅長は三毛猫の「たま」・和歌山電鉄貴志川線貴志駅に猫の駅長が就任】でお伝えしたように、和歌山県北部を走るローカル線の【和歌山電鉄】貴志川線で、無人駅「貴志駅」の駅長に就任した駅に住み着いている7歳の三毛猫「たま」(メス)が、助役の「ちび」(同居猫)と「ミーコ」(母親猫)と共に写真集としてその姿を全国にお披露目していることが明らかになった。写真集の名前は『たまの駅長だより―いちご電車で会いにきて』で9月に発売されている([参照:産経新聞])。

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たまの駅長だより―いちご電車で会いにきてイメージ和歌山電鉄は白地に赤のペイントをした車両を走らせていることから、「いちご電車」の鉄道としても名を知られている。一方今回写真集を出した(?)駅長の「たま」は、貴志駅駅舎の棟続きに位置する駅の売店「小山商店」の飼い猫。人懐っこく、「駅のアイドル」として利用客から可愛がられていたこともあり、和歌山電鉄の小嶋光信社長自らが白羽の矢を立てた。なお駅長の「たま」や「ちび」「ミーコ」の業務は「客招き」が日々の業務となる。また、給料はキャットフード1年分と長寿祈願のお守り。

貴志川線はリストラの結果として、経営母体を南海電鉄から岡山電気軌道などによって設立された和歌山電鉄に代わったものの、経営状態は依然として厳しい状態が続いている。話題を集めている「猫駅長就任」も、話題で路線と地域を盛り上げ、集客を試みようとする意図があるようだ。その目論見は見事に成功しているようで、産経新聞の報道によれば1日700人程度だった貴志駅の利用者は1月に17%ほど増加、その後も1割増の状態が続いているとのこと。

また和歌山電鉄では伊太祈曽駅のみの販売で通信販売もしていないが、【さまざまな和歌山電鉄グッズ】を発売している。リンク先を見てもらえばお分かりの通り、ポストカードに消しゴム、カンバッジ、ノートなど、果たして「和歌山電鉄グッズ」なのか「たまグッズ」なのか判断が付きかねるところがあるくらい(笑)。

今回発売された写真集には、駅長の「たま」、そして助役の「たま」「ミーコ」らの写真が80ページに200枚ほど収められている。他にも彼女らのプロフィール、駅長誕生秘話、「いちご電車」の写真など情報が満載とのこと。

写真集でさらに話題を集め、和歌山電鉄へもお客を集めることで、「たま」は和歌山電鉄にとって福を招く「招き猫」になるだろうか。

(最終更新:2013/09/08)

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