2006年12月23日
ノロウイルスによる食中毒、11月は昨年の5倍、9650人に・カキによる感染事例無し
2006年12月23日 09:35
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【YOMIURI ONLINE】によるとノロウイルスによる食中毒と保健所で確定された件数は11月以降213件・9650人にのぼることが【厚生労働省】の調べで明らかになった。これは昨年同期の54件・1737人と比較して、件数で4倍、患者数では5倍以上に及んでいる。
先に【ノロウイルス流行状況悪化中、平均値で「全国すべてに警報」値の20人を超し21.8人に】でも報じたように、【国立感染症研究所】では全国の約3000もの小児科病院から毎週報告を受け定点調査を実施している。その12月4日から10日の一週間におけるノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の平均患者数は1病院あたり22.2人にのぼり、先週の21.8人をさらに上回った(【最新レポート、PDF】)。患者数は6万6871人に達している。ただ、増加傾向そのものはその増え方が緩やかなものになりつつあり(最初に感染が広まった西日本では先週と比べて感染者数が減っている)、またグラフ化して例年の傾向と比較してみてもそろそろ流行のピークを迎えるものと見られる。
ノロウイルスによる感染の発生原因は、飲食店などの料理・仕出し弁当などを経由するものが多い。調理にあたっている人が感染していて、その人のウイルスが食材に付着したり、調理器具の衛生管理に問題があることなどのパターンが多々見られる。その一方、長崎県の事例として、感染者からはノロウイルスが発見されたものの原因と思われる食材などがすでに処分されていて発症元を特定できなかった例などのように、現場の初期対応が不十分で「どこからノロウイルスが来たのか」を特定できなかった件も紹介されていた。
また風説被害が深刻化している牡蠣(かき)についてだが、今までのところノロウイルスによる食中毒の原因食材として特定された事例はないという。
例年のパターンが継承されるなら、ノロウイルスによる被害はあと数週間でピークを迎えるはず。積極的治療法も無いだけに、各種予防法に気をつけて細心の注意を払い続けつつ、嵐が過ぎるのをおとなしく待つしかなさそうだ。
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