文化庁、『新世紀エヴァンゲリオン』『やわらか戦車』『スラムダンク』など日本のメディア芸術100選を発表

2006年10月01日 07:30

【文化庁】は9月29日、インターネットなどから行ったアンケート結果による、「日本を代表するメディア芸術100作品」を発表した(【発表リリースページ】)。文化庁のメディア芸術祭10周年を記念する企画として設けられたもので、2007年1月21日から【国立新美術館】で開催される「メディア芸術祭10周年企画展」で展示される予定。

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今回のアンケートには3万3884人から20万9284票にわたる投票があり、「アート」「エンターテインメント」「アニメーション」「マンガ」の4部門で各25作品ずつが選ばれた。傾向としては「アート」が戦後から現代に至る近代の作品をカバーしているのに対し、「エンターテインメント」「アニメーション」「マンガ」部門では1990年以降のデジタル系のものが多く、特に「エンターテインメント」ではその傾向が強い。

日本を代表するメディア芸術100作品
日本を代表するメディア芸術100作品

「メディア」という言葉がついているとはいえ、「文化庁」の「芸術」祭10周年記念で紹介される「日本を代表するメディア芸術100作品」の一覧に、「太陽の塔」と並んで『新世紀エヴァンゲリオン』と『やわらか戦車』と『スラムダンク』のビジュアルが同列で掲載されている様相は色々な意味で感慨深く趣がある。【安倍晋三総理、所信表明演説でアニメなどのコンテンツについて言及】【経済産業省、「ゲーム産業戦略~ゲーム産業の発展と未来像~」を公表】でも報じたが、【経済産業省】をはじめとする官公庁がコンテンツ分野に注力するのも納得がいく(特に「アニメーション」「マンガ」部門には正直「はてなマーク」をつけたくなるようなものもあるが……)。

今後この結果を受けて文化庁はもちろん、その他の官公庁などがどのような形で支援をしていくのか、見守りたいところだ。

(最終更新:2013/09/16)

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