経済産業省、「ゲーム産業戦略~ゲーム産業の発展と未来像~」を公表

2006年08月25日 06:30

ゲームイメージ先に【経済産業省、「ゲーム産業戦略」でゲーム産業強化のため「ゲームアカデミー賞」を来年度にも創設】で報じた、【経済産業省】におけるゲーム産業の国際競争力強化のための振興策を盛り込んだ「ゲーム産業戦略~ゲーム産業の発展と未来像~」が8月24日、正式に同省公式サイトで公開された。

スポンサードリンク

発表資料は大きく三つに分けられており、それぞれが「『ゲーム産業戦略 ~ゲーム産業の発展と未来像~』の公表について」「ゲーム産業戦略 ~ゲーム産業の発展と未来像~(概要)」「ゲーム産業戦略 ~ゲーム産業の発展と未来像~」と銘打たれている。内容はすべて同じなのだが、ざっと身で概要を知りたければ二番目を、詳細をチェックしたい場合は三番目を見ると良い。

概要をさらにまとめると

[現状]
・ゲーム産業はコンテンツ産業ではもっとも期待が出来る
・ゲーム産業のうち家庭用ゲームソフトの市場は縮小中、欧米は拡大傾向

[課題]
・顧客のニーズと環境の変化にあったゲームを創れないか
・日本国内ではゲーム産業の社会的地位の向上が必要

[目標]
・日本のゲーム産業をワールドワイドに展開
・ゲーム産業が日本国内で社会的地位を認められる存在になること

[目標達成のための三つの戦略]
①開発戦略:ゲームの創造力・開発力の強化
 環境整備、人材確保と育成の強化、研究開発促進システム確立
②ビジネス戦略:海外市場と新環境への展開の強化
 東京ゲームショウの他イベントとの連動によるパワーアップ、ブロードバンド環境の活用、ファンドや大学との連系によるビジネス展開の促進
③コミュニケーション戦略:社会とのコミュニケーションの強化
 情報分析・発信の強化、多分野でのゲームの活用、各現場でのコミュニケーション強化の促進、青少年健全育成に対する取組強化


という形になる。なおこれはあくまでも「まとめのまとめのまとめ」レベルのものなので、具体的な内容は経済産業省サイト内の各資料をチェックしてほしい。

また先の報で特に注目を集めていた「ゲームアカデミー賞」については、具体的にそのままの名称は使われていないものの、詳細ファイルの37ページに「1)ゲームクリエーターのポテンシャルを引き出す環境の整備 ①優れたゲームクリエーター等の表彰制度の充実・強化」と称し、国際的な表彰システムを創り上げるべきだと提唱している。

その他色々と奥深い内容が当報告書には記されている。経済産業省がこの戦略をどこまで実現するために積極的に動いてくれるかにもよるが、少なくとも夢を持つのは悪くない(戯言だが、新内閣で麻生現外相が経済産業相になってこのプロジェクトを率先してくれれば、良い意味で「エラいこと」になると思うのだがどうだろうか)。


■[アンケート]■

ゲーム産業の活性化と地位向上に、経済産業省がやる気を出してきたかなという感じがします。元々「そちら方面の中の人」だった管理人が、担当していたゲーム情報サイトで「色々」やってきた経験なども活かす形で、当ガベージグループでもゲーム関連のサイトを新規に構築しようかと模索しています(ポイントが増える分、モチベーションも上がります(笑))。

(※すでにアンケートは終了しています)

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ