【更新】経済産業省、「ゲーム産業戦略」でゲーム産業強化のため「ゲームアカデミー賞」を来年度にも創設

2006年08月23日 12:30

[YOMIURI ONLINE]によると【経済産業省】は家庭用テレビゲームなど日本国内のゲーム産業における国際競争力をいっそう強化するため、今後5年間の振興策を盛り込んだ「ゲーム産業戦略」を策定した。国内外の優れた制作者に対する国際表彰「ゲームアカデミー賞」を来年度に創設するのが特徴。

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「ゲーム産業戦略」はこれまで【第四回会議内容】にもあるように過去数回に渡って論議が行われていた内容をまとめたもの。注目を集めている「ゲームアカデミー賞」は、ゲーム機メーカーやソフト開発会社、ゲーム雑誌の出版社などのゲーム産業全体で選考組織を作り、大ヒットしたゲームソフトや、デザインやアイデアで先進性のあるゲームソフトの制作者を表彰する方針だ。表彰の種類や賞金などは未定だが、経産省は大臣賞を設けることにしている。

日本国内のゲーム産業の国際競争力強化が目的だが、ゲームアカデミー賞の対象は日本人だけでなく国外の制作者も含める予定。これは、世界でもっとも権威のある賞と位置づける計画からとのこと。

経済産業省では下記の参照記事にあるように、最近になって「仮想映像センター」の新設でコンテンツ制作者をフォローしたり、地方局に専門部署を設置したり、「国際コンテンツカーニバル」の開催を決めるなど、相次いでコンテンツ事業への注力に関する具体案を提唱・実施している。環境の整備など適切な支援と社会的認知がされれば、資源の乏しい日本でもさらに成長が期待できる産業としてようやく「コンテンツ産業」が官公庁からも認められるようになった、ということだろうか。

とりあえず「ゲームアカデミー賞」がどこまで権威付けされるかについて、注目したいところだ。元々のアカデミー賞を模したとすれば一般投票はないのだろうが、何らかの形でユーザーの意思も反映するような仕組みがあるとありがたいのだが……(あるいは当サイトで似たような賞でもでっちあげるか、という手もあるが)。


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