農林水産省、バイオ燃料の推進関連予算として106億円要求

2006年09月04日 06:30

石油精製工場イメージ【農林水産省】が9月4日までに発表した【平成19年度農林水産予算概算要求の概要】によると、同省では植物や食料品を原材料とする「バイオ燃料」の本格導入を推進することが明らかになった。関連経費も合わせて106億円を予算内で要求している。

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これは【詳細(PDF)】内82ページ以降に記載されているもので、「地域資源を活かした潤いある国民生活の実現」と銘打ち、バイオ燃料の地域利用モデルによる実用化推進として、「国産バイオ燃料導入促進対策」費用に106億円、うち経済成長戦略推進要望費として85億円を要求している。

目標としては、「国産バイオ燃料を5年後に単年度5万キロリットル以上導入」「将来的には原料となる資源作物などの導入」をかかげ、その上で、

・バイオ燃料地域利用モデルの整備と技術実証への支援
・資源作物の導入等に向けた研究開発等
・新たなバイオ燃料の利用の促進
・木質バイオエタノールの低コスト生産技術の開発
・BDF(軽油に混ぜて使うバイオ燃料)の漁船への導入
・制度資金、民間資金の活用


などにあてるとしている。

バイオエタノールについてはすでに何度となく報じているように、原油高をうけて政府や【環境省】【経済産業省】なども政策の一環として本腰を入れつつある。原材料の元締めともいえる農林水産省がどこまで成果を出すかがキーとなるだけに、予算要求が通るかどうか、注目したいところだ。


■関連記事:
【石油連盟、バイオエタノール混合ガソリン試験販売へ】
【エタノール燃料の普及促進のため、政府が法改正などを模索】

(最終更新:2013/08/26)

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