「ケータイで強化してほしい機能」第一位は「バッテリー耐久時間の強化」

2006年08月01日 12:30

モバイルイメージ検索エンジンgooで行われた【最も強化して欲しい携帯電話の機能ランキング】ランキングが発表され、第一位には携帯電話の最大のネックともいわれているバッテリー問題を解決するための「超長時間バッテリー」がついた。

スポンサードリンク

新着情報30件→RSS
goo ランキング
最も強化して欲しい携帯電話の機能ランキング
1超長時間バッテリー
2ワンセグ視聴機能
3800万画素級デジカメ機能
4文字入力などキー操作性
5無線LAN対応やソフトウェアとの連動
6iTunesケータイ機能(iTunes連携機能)
7長時間動画撮影機能
8iTunes以外の音楽ダウンロード・再生機能
9モバイルアプリの性能アップ
10PSPやiPod用の動画再生機能
(C) NTT Resonant Inc. All Rights Reserved.

日本国内における携帯電話(ケータイ)市場は【NTTドコモ(9437)】【au(KDDI)(9433)】【ボーダフォン(ソフトバンク)(9984)】の三強によるシェア争いが繰り広げられており、その様相はまさに「三国志」時代さながら。ソフト製作会社や関連ツール運用会社もそれぞれのプラットフォームの顔をうかがいながら自社事業を展開し、毎日のように新機能や新しいソフトの発表が行われている。

今回の調査で他の選択肢をはるか後方におさえ、トップを突っ走った(第二位の3倍近い得票)のは「超長時間バッテリー」。「超」がつくだけに、それだけ「バッテリーの持ち時間の短さをどうにかしてくれ!」という利用者の魂の叫びが聞こえて来そうである。

このバッテリー問題、携帯業者内でも大きな課題となっているのは承知の事実。動画受信機能や着メロなど色々な機能を追加すればするほど、ケータイが消費する電力量が増えてしまい「魅力的になればなるほどバッテリーが持たない」というオマヌケな状況にあり、それを解決する根本的な方策はいまだに見つかっていないからだ。

第二位の「ワンセグ視聴機能」はすでに一部の機種で導入されており、【KDDI(9433)社長、「ワンセグはいずれケータイに標準装備される」と発言】にあるように、今後ますます普及度は高まることが予想される。

また第三位の「800万画素級デジカメ機能」は……上記の電力消費量とあわせて考えると導入可能性は低いだろう。第一、800万画素といったら単独のデジタルカメラとしても高性能・プロ仕様の部類に入るレベル。あるいは「デジカメで撮った写真データをそのままプリントアウトして、銀板カメラと同じ質のものとして出力できるほどの画素がほしい」というニーズなのだろうか。そういうことならば納得もいくし、将来的にはありえることかもしれない。

第四位の「文字入力などキー操作性」は、今後革新的な発想による切り替えがない限り、今のような親指入力による手法から変わるところはないだろう。とはいえ、元々電話の機能としてのマイクが内蔵されているのだから、音声入力も将来的にはあるかもしれない。

以後、「無線LAN対応やソフトウェアとの連動」「iTunesケータイ機能(iTunes連携機能)」「長時間動画撮影機能」などと続くが、いずれも現在の技術の延長上、あるいはすでに導入されている内容が揃っている。いまだ実現していないものもそう遠くないに現実のものとなるだろう。

となればやはり(そしてこれらの機能が追加され、さらにニーズが高まることによるということで)一番のネックはバッテリー問題に他ならないという結果が導き出される。これについては電池の技術革新を待つしかないだろう。あるいはこの問題を解決できるプラットフォームメーカーこそが、他のメーカーを引き離す可能性が高いということになる。

あるいは、この「バッテリー問題」を解決できる電池を産み出す技術を開発するようなメーカーに要注目、ということだろうか。


■関連記事:
【ワンセグ対応端末に買い換えたい人は46%】
【携帯電話最大の弱点も燃料電池で解決? 3倍から6倍長持ちタイプが来年にも商用化へ】
【携帯向け放送協力のためNTTドコモ(9437)、フジテレビ(4676)に出資へ】

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...

スポンサードリンク



 


 
(C)JGNN||このサイトについて|サイトマップ|お問い合わせ