サークルKサンクス(3337)が女性向けの新型コンビニを出店へ

2006年07月04日 12:30

【NIKKEI NeT】によると【サークルKサンクス(3337)】の土方清社長は7月3日、女性向け・高齢者向けコンビニをそれぞれ出店する方針を明らかにした。女性向けコンビニは8月までに都市部オフィス街に第一号店を、高齢者向けは年内に出店をはじめ、住宅街を中心に店舗数を増やすという。

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サークルKサンクスがこれまでターゲットとしてきた主要顧客は20代から30代の男性。だが他のコンビニとの競争激化や少子高齢化が進む現状に対応するため、これまで同社コンビニが注力してこなかった「高齢者」や「女性向け」に狙いを絞った新スタイルの店舗展開に踏み切る。

これら店舗の品揃えは今後の検討課題となるが、上記参照元記事では「女性向けコンビニでは化粧品や野菜を使った健康志向重視」、「高齢者向けは小分けにした和食惣菜などを増やす」と見ている。

特に前者の「女性向けコンビニ」では、【エイベックス(7860)】と提携して栄養バランスのとれた食品を提供する「シンクボディ」プロジェクトを立ち上げて後押しする(【参考:Fuji Sankei Business i】)。これはエイベックスの若手アーティストの育成ノウハウを活かした新しいブランド弁当を7月11日から発売するというもの。5大栄養素(糖質・脂質・タンパク質・ビタミン・ミネラル)がバランスよく摂取できるのが特徴だという。

100円ショップなどのライバルとの競争激化や既存顧客の担い手となる子どもの減少などから営業成績の打開を目指すコンビニでは、店内飲食の注力や高齢者向けの新コンビニの展開など、さまざまな手法で売り先と販売商品を増やすべく努力を重ねている。今後さまざまな試行錯誤が繰り返され、その過程で奇抜な、あるいは目を見張るような素晴らしい提案がなされることだろう。

いつも何気なく立ち寄るコンビニも日夜進歩すべく努力していることを念頭に置きながら、店内の商品をじっくりと見てみるのも面白いかもしれない。


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