ゴム銃を愛する人たち必見の一冊・ゴム銃オフィシャルガイドブック刊行

2009年02月04日 12:00

ゴム銃オフィシャルガイドブックイメージ【せなか:オタロードBlog】によると、社会表論社は2009年1月20日、日本ゴム銃射撃協会理事長・中村光児氏執筆によるゴム銃のオフィシャルガイドブック『ゴム銃オフィシャルガイドブック』を発売した。価格1575円(税込み)、A5判並製オールカラー120ページ。写真118点、図43点。

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ゴム銃オフィシャルガイドブック
ゴム銃オフィシャルガイドブック

ゴム銃とは言葉の通り、輪ゴムを弾にしたおもちゃの鉄砲(鎮圧用のゴム弾を使ったライアット銃はこの区切りでは該当しない)。割りばしをいくつか組み重ねて引き金を引くとぺしっ、という音と共に数メートル輪ゴムが飛ぶ、あのゴム銃だ。

構造のシンプルさや、造型の創意工夫が多種多様に行えること、それが見た目だけでなく「弾としてのゴム」の飛びようにも変化を与えること、さらにはホンモノの銃への魅力に似た頼もしさなど、単なる子どもの工作用おもちゃを超えた魅力を持っている……と魂を揺さぶられた人たちが【日本ゴム銃射撃協会】を設立。楽しく、正しく「ゴム銃」と付き合うためにさまざまな自主ルールを設け、公式競技を行うと共に、作り方のコツなどを世間一般に広めている。

今回の「ゴム銃オフィシャルガイドブック」も「ゴム銃」を世間に正しい姿で公知すると共に、工作の楽しさを一人でも多くの人に知ってもらうために発刊されたもの。ゴム銃の基礎知識に始まり、道具や材料の知識、使い方、ゴム銃の正しい使い方、注意事項など多彩な項目で詳細な説明が記されており、まさに「ゴム銃のみならず、工作の入門書としても手許に置きたい一冊」(紹介ページより)。

見た目はとても「ゴム銃」とは思えないような作品の写真を見るたびに、その素晴らしさのあまりに「これがおおもとは割りばし鉄砲だったのか」とため息が出てしまう。さらにゴム銃の正しい使い方や公式競技の説明に目を通すと「ここまで緻密に設定をしているのか」とその意気込みに対する感嘆の想いで、胸が熱くなる。「大の大人がやることか?!」「こんなことして何になるのか!」というあきれ声も聞こえてきそうだが、ロマンを感じた人間にはそんな言葉は耳に入らないものだ。

ゴム銃の作成には彫刻刀やカンナ、やすりなど各種工作道具を用いるため、その使い方も詳しく書かれている。さまざまな図画工作のヒントやテクニックも習得できるに違いない。

「ゴム銃」のダイナミックさやその造形の繊細さに少しでも心の琴線が触れた人は、ぜひ本屋で見かけたらチェックを入れてみて欲しい。


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(最終更新:2013/09/04)

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