ファミコンの電子音が聴こえてきそうなケータイ、発案中

2009年01月17日 12:00

携帯電話+ファミコンイメージ古くから家庭用ゲーム機と時を過ごしてきた人やレトロゲームマニア、そして昔の「シンブルでデザイナブルなゲーム機のスタイルに心魅かれるすべての人」が、これを見たら「欲しい!」と思うであろう携帯電話のデザインが、あるブログで紹介されていた。技術的なハードルはほとんど無いに等しく、十分に実現可能なその「デザインから成る携帯電話」とはいかなるものだろうか。【東京図鑑】所属で「東京ゲーム図鑑」などの番組に出演しているタレント【杏野はるな嬢のブログ】で提案されたものだ。

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杏野はるな嬢のブログで提案された「ファミコン風携帯電話」
杏野はるな嬢のブログで提案された「ファミコン風携帯電話」
同「スーパーファミコン風携帯電話」
同「スーパーファミコン風携帯電話」

これらはいずれも杏野はるな嬢が発案し、同じ事務所の【倉持結香嬢】がライティングしたもの。基本コンセプトは「ファミコン(スーファミ)なケータイ」。基本的なデザインはすべてそれぞれファミコン(ファミリーコンピューターの略)・スーパーファミコン※の色や外観などを出来る限り踏襲し、雰囲気的にファミコン・スーファミを操作する感覚でケータイを楽しめるというもの。あくまでも外観だけのものなので(外観しかブログでは言及されていない)、アプリケーションなどは現在の最新型携帯電話と何ら変わるところが無いものを搭載して構わないと思われる。

家庭用ゲームを楽しむ子どもイメージ思い返してみれば、ファミコンに始まる家庭用ゲーム機も携帯電話も「できるだけ少ない入力装置、入力方法で自分の意思を伝える入力装置を備えている」という点では一致している。入力情報そのものには大きな違いがあるが、コンセプトでは意外に近いがため、携帯電話の操作部分・外観にそれら家庭用ゲーム機のものを(デザイン的に)導入しても、さほど違和感がない。今回の杏野はるな嬢の提示で、そのことに気づかされ、把握できる。

また、繰り返しになるが技術的なハードルは事実上存在し得ない。あるとすればそれぞれのハードの版権問題くらい。そして仮に腰を上げて制作が行われるとなれば、日本のレトロゲームマニアはもちろんだが、それ以上に海外のファミコン・スーファミファンが熱狂的なまでに注目するものと思われる。何しろ【普段は収納スペース付テーブル、遊ぶときは……超大型ファミコンコントローラー】などに代表されるように、海外のゲームファンにとってファミコンやスーパーファミコンは「神格化」されている面がある。その「神的存在」が現在の最先端を行く携帯電話でその姿を見せるのだから、注目しないわけにはいかないたろう。

同嬢のブログによれば、さらにセガハードのバージョンも考えているという。それがドリームキャストになるのかセガサターンになるかメガドライブになるのか、果てはSGシリーズになるのかは不明だが、興味と関心は尽きるところがない。

ビジネス向けハードとしては問題があるかもしれないが、プライベート向け端末としては非常に大きな「魅力」と「展望」があるこの提案要件(付属アプリとしてそれぞれのハードにおける有力タイトルの簡易版が同梱されていれば最強だ)。具体的な話として動き出すことを切に願う今日この頃である。

……こういった企画はソフトバンクモバイルが好きそうだから、すぐにでも飛びつきそうな気がするのだが……。


※ファミコン・スーパーファミコン……ファミコンは1983年7月、スーパーファミコンは1990年11月に任天堂から発売された家庭用ゲーム機。前者は6000万台以上、後者は4000万台近くが全世界で発売された。「テレビがゲーム機のモニター」として大いに利用されるもとを作り、ゲーム業界とテレビ放送局との激しい「テレビモニタの争奪戦」を作るきっかけにもなった。現在ではこれらのハード対応のソフトの一部はWii上のバーチャルコンソールで楽しむことができる。

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