普段は収納スペース付テーブル、遊ぶときは……超大型ファミコンコントローラー

2008年05月11日 12:00

超大型ファミコンコントローラーイメージ自社商品そのものやコントローラーを人間大の大きさで再現し、周囲にアピールする広報用モックアップは、時々ゲームの展示会で見かけることができる。中には配線などを巡らして本物同様に使えるものもある。子どもはもちろん、大人でもびっくりさせられるものだ。それらに触発されたのかどうかは不明だが、オーストラリアのKyle Downes氏はファミリーコンピューター(NES)向けのコントローラーで、似たようなものの制作に挑戦、そして5月初頭についに成功した。

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ニンテンドーコントローラーコーヒーテーブル。普段はガラスを上に載せてコーヒーテーブルとして使用。
ニンテンドーコントローラーコーヒーテーブル。普段はガラスを上に載せてコーヒーテーブルとして使用。
ファミコンで遊びたくなったらこの通り。実際にコントローラーの役目を果たす。もちろん内部ボタンのゴムがすり切れても交換の対象外(笑)……というよりゴムは使われていない。
ファミコンで遊びたくなったらこの通り。実際にコントローラーの役目を果たす。もちろん内部ボタンのゴムがすり切れても交換の対象外(笑)……というよりゴムは使われていない。
テーブルとして利用するため、床下からの高さがある程度求められる。そこで下部スペースは収納ボックスとして使える仕組みに。
テーブルとして利用するため、床下からの高さがある程度求められる。そこで下部スペースは収納ボックスとして使える仕組みに。

アーケード筐体型収納ボックスイメージKyle Downes氏が作ったのは大型のファミコン用コントローラー。氏は元々ゲーム好きで数多くのゲームソフトを保有しているが、その収納場所にも色々と工夫(?)を凝らしている。【同氏のブログ】にもあるように、以前はアーケードゲームの筐体をくりぬいて「見た目はゲームセンターのゲーム、中を開けると実はゲームでした」的本棚を作成していた(画面部分にはテレビを入れてゲームモニタとして使える仕組み)。

今回作ったファミコンのコントローラーは木を使って一から自分で作成したもの。コントローラーやボタンの部分も独自に「大きなサイズ」なりの工夫を凝らし、単に見た目だけでなく実用として使える仕組みを構築している。

本体部分は木を使って工作。
本体部分は木を使って工作。
ボタン部分の構造。シャフトとスプリングを活用。
ボタン部分の構造。シャフトとスプリングを活用。

「本体」はマスキングした上でスプレー、ボタンなどは一つ一つ手で塗っていく。
「本体」はマスキングした上でスプレー、ボタンなどは一つ一つ手で塗っていく。
信号伝達部分はオリジナルのコントローラーの基盤を利用。
信号伝達部分はオリジナルのコントローラーの基盤を利用。
はい、出来ました! 普段はおしゃれなテーブルとして利用、フタをあければゲームソフト入れ、そしてゲームをプレイしたくなったら……。
はい、出来ました! 普段はおしゃれなテーブルとして利用、フタをあければゲームソフト入れ、そしてゲームをプレイしたくなったら……。

制作者による紹介動画。このコントローラーで『スーパーマリオ』をプレイするのはちょっとツラいかも。

制作期間は実質2か月。配線部分のミスさえなければ、後はDIY+αのような感覚だから(センスさえあれば)それほど難しくはない。ただ、単に巨大化させるだけでなくコーヒーテーブルとして、さらには収納ボックスとしても使えるようにするあたり、アイディアに長けているようだ。

似たような話は去年11月に【GIGAZINEでも「大勢でファミコンを楽しめる巨大コントローラー」】というのが掲載されていたが、それと比べると一回り小さく、ひとりでもなんとか扱える。

「テーブルとしても収納ボックスとしても使えます。省スペースにも一役買うこと間違いなしなこのファミコンコントローラー、おひとつ●万円でご提供。今ならもう一つ、さらにはファミコン本体もついて来ます!!」といった感じでテレビの通販番組に出てきそうな雰囲気もする(笑)。デザインもおしゃれであるし、(対応機種を考慮すれば)案外実用商品化してもウケるかも知れない。

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