パソコンで毎日ニュース5割強、その割合はテレビを越えて

2009年01月20日 06:30

ケータイのワンセグでテレビニュースを観るイメージ情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは1月19日、各メディアにおけるニュースの閲覧頻度に関する意識調査結果を発表した。それによると、パソコンでニュースを毎日閲覧している人は、回答母体の中で過半数を占めていることが明らかになった。「毎日ではないが頻繁に」までをあわせると実に7割強の人が閲覧していることになる。また、テレビでの閲覧はパソコンのそれより多少少なめな結果が出ているが、これは調査母体の年齢が若年層に片寄っていたのが原因と思われる(【発表リリース】)。

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今調査は2008年12月17日から19日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員に対して行われたもので、有効回答数は402人。男女比は54.7対45.3で、年齢階層比は20代15.4%、30代45.0%、40代32.3%、その他7.2%。インターネット経由による調査であること、回答母体の年齢階層に注意をする必要がある。

調査母体の特性上、インターネットにデータが片寄りがちであることを前提に、「パソコンでニュースを閲覧するか」否かを尋ねたところ、全体では「毎日見ている」人は52.2%に達していた。

パソコンからニュースサイトを見る頻度
パソコンからニュースサイトを見る頻度

性別では女性よりも男性の方がやや閲覧頻度が高く、年齢階層別では30代をピークに年を経る毎に閲覧頻度が減少する傾向が見られる。これは先の別機関における調査結果【「テレビの時間」高齢者は若者の2倍! 年齢で大きく異なるメディアへの接触時間】による「パソコン経由でのネット接続時間の違い」とも一致しており、その傾向を裏付けるものとなっている。

一方、この「パソコン」以外に「テレビ」「携帯電話」を加えた3メディアにおけるニュース閲覧頻度を、階層分けせずに全体数でグラフ化すると次のようになる。

3メディアにおけるニュース(サイト)を見る頻度
3メディアにおけるニュース(サイト)を見る頻度

携帯電話で認証をしているのに「携帯電話を持っていない」とする回答が3.5%も要るのは問題だが(笑)、それはさておき、「インターネット経由の回答者」が母体の調査では「テレビ」よりも「パソコン経由のインターネット」の方が、ニュースを閲覧する頻度が高いことが分かる。もちろんインターネットをあまり使わない層、そして年齢的にもう少し上の層になればこの割合も大きく変化することが容易に想像できるが、少なくともこのような母体においては「テレビとパソコンの逆転現象」が起きているのが分かる。

一方で携帯電話を使ったニュース閲覧はほとんど行われていない。メールやブログの閲覧がメインで、ニュースのチェックまでは気が回らないのかもしれない。

この「メディアによるニュースの閲覧頻度」を、先の「「テレビの時間」高齢者は若者の2倍! 年齢で大きく異なるメディアへの接触時間」とあわせて見ると、階層毎の特性がさらに深く見えてくるだろう。

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