牧羊犬を買えない羊飼いが取った行動は

2008年12月24日 06:30

牧羊犬イメージ羊を放牧させる際には、よく飼いならされた牧羊犬(シープドッグ)で羊たちを誘導する必要がある。人の手では多数の羊を思うがままにコントロールすることは難しいからだ。その牧羊犬を失った中国の陜西省に住む羊飼いDu Hebing氏(42)が取った行動が写真付で【イギリスのMetro.co.uk】などに掲載され、話題を集めている。ネタ(フェイクという意味)の可能性もあるし、一発ネタであることに違いはないのだが、色々な意味でインパクトがあるので今回はあえて紹介することに。さてそのDu Hebing氏が長年付き添ってきた牧羊犬と死別したあと、自分の羊たちをコントロールするのに使った方法とは……

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オオカミのポスターを「牧羊犬」代わりに使うDu Hebing氏
オオカミのポスターを「牧羊犬」代わりに使うDu Hebing氏

新しい牧羊犬を買えないDu Hebing氏が代わりに使ったのは、オオカミのポスターだった。彼は牧羊犬との死別後、地元の野生動物公園を訪れた際、ある出来事に遭遇した。公園の管理人の一人が冗談半分に、羊の群れにオオカミの絵を投げ込んだところ、羊たちは決してそれに近づこうとしなかったのだ。これにインスピレーションをかき立てられたDu Hebing氏は、オオカミのポスターを手に持ち、牧羊犬代わりに使い、自分の羊たちを誘導するようになったという。

近所の人たちはDu Hebing氏の行動を不思議がり、指をさして笑っているとのこと。「でもこのポスターは(牧羊犬代わりとして)うまく働いているんだ」と自分の行動に胸を張る。

氏は続ける。「このオオカミポスターの利点は何と言ってもエサ代。牧羊犬と比べたら全然エサ代がかからないんだから」と。

……いくつかの掲載記事をたどると、この記事の大本は中国の日刊紙「華商報(Huashang Daily)」の記者が偶然に遭遇し写真を撮影、取材をしたものだという(【Ananova】)。オオカミのポスターに本当にそのような効用があるのか、羊たちはDu Hebing氏そのものを避けて結果的に誘導されているだけではないかなど、色々な考えはあるが、こればかりは実際に試してみないと分からないだろう。もし仮に、羊を多数飼っている人が読者にいたら、是非試してみてほしいものである。


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