節約を続けると寸劇が進展! 「節約戦士 おサイフセイバー」登場

2008年12月16日 08:00

おサイフセイバーイメージ【タカラトミー(7867)】は12月15日、液晶画面付デジタル家計簿『節約戦士 おサイフセイバー』を12月27日から発売すると発表した。価格4410円(税込み)。ボタン電池1個使用。専用タッチペン付。サイズは86×76×23ミリ(【発表リリース、PDF】)。

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節約戦士 おサイフセイバー
節約戦士 おサイフセイバー

がまぐち型液晶画面付きデジタル家計簿「おサイフセイバー」は、「遊びの力で経済対策」をコンセプトとした、「遊び」と「家計簿機能」を併用した家計簿。「遊び」として、目標節約金額の達成具合に応じて、節約の素晴らしさを伝えるために戦う5人の「節約戦士」と、魅惑の浪費に引き込む「浪費三姉妹」とのさまざまな戦いのドラマが展開していく。このあたりの仕組みは同社から発売中の【人生銀行500】が近い。

「家計簿機能」として、日々の支出の管理と状況の報告、予算残額や項目ごとの支出の累計、目標達成までの金額や日数、月ごとの過去の家計簿データ(6か月分のデータの記録が可能)などを確認することが可能。また、臨時収入の入力や、家賃・光熱費などの固定費の変更もできるなど、ユーザーの収支の変化に柔軟に対応する。携帯に便利な手のひらサイズで、本体に収納可能な専用タッチペンで手軽に入力ができるので、出費が発生したその場でデータを入力することができる。さらに、がまぐち型の本体にはレシートの収納ができる。

ゲーム的機能としてはスタート時に設定した「節約目標」(節約額や節約項目を設定)の1/10分だけ節約すると、全10話で構成された「節約戦士と消費三姉妹のドラマ」が一話ずつ展開。ハッピーエンディング(=節約目標達成)に向けてストーリーが進展していく。当初設定した期間までに節約額に達しなかったり、目標金額以上の赤字を出すとバットエンド。さらに「入力をおこたると催促アニメーションが表示」「4日以上入力をサボるとリセットがかかりドラマが振り出しに戻る」など、定期的な入力をうながす仕組みも用意されている。要は携帯ゲーム機ニンテンドーDSや携帯電話のサービスにありがちな「家計簿機能」にゲーム的要素を付加し、「節約の度合いでゲームが進展する」という「『ごほうび』を設けて節約をうながす」仕組みを盛り込んだもの。

お金を使いすぎると節約戦士もパワーダウン
お金を使いすぎると節約戦士もパワーダウン

モードには家計簿自身に「かんたんモード」(お小遣い帳感覚)と「しっかりモード」(各種項目を管理できる)が用意され、他にも「お買い物計算機能」や「割り勘計算機能」なども装備されている。

節約をするための道具という観点では、直接お金を投入する【人生銀行500】【小銭を入れて勇者を手助け! ロールプレイングゲーム貯金箱「貯金伝説 バンククエスト」登場】で紹介した「バンククエスト」と比べると、ややモチベーションの高さで一歩遅れを取る感がある。一方で「計画的にお金を使い、やりくりをして貯蓄していく」という視点で見れば、こちらの「おサイフセイバー」の方がはるかに上手。一応「しっかりモード」は用意されているが、実際の家計簿をこれでつけるのは色々と問題があるだろうから、子どもがお小遣い帳代わりに使うように親が提案するというのが妥当な線だろう。


(最終更新:2013/09/05)

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