仕事中の集中力を邪魔する大敵は「空腹・満腹感」と「エンドレス作業」

2008年09月25日 08:00

仕事に集中イメージ【常盤薬品(7644)】は9月19日、仕事中の集中力に関する調査結果を発表した。それによると仕事中に集中できない要素としてもっとも同意する人が多かったのは「空腹・満腹感」と「エンドレスな事務作業」であることが明らかになった。改めて指摘されてみるとうなづける内容といえよう(【発表リリース】)。

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今調査は7月11日から15日の間、インターネット経由で働く男女20~50代を対象に行われ、有効回答数は400人。男女比・年齢階層比(20・30・40・50代)は均等割り当て。

「なぜ仕事に集中できないのか」について複数回答で尋ねたところ、もっとも多かったのは「空腹・満腹だから」で4割近くにも達していた。

なぜ仕事に集中できないのか
なぜ仕事に集中できないのか

空腹はそれ自身が気になってしまい仕事に気を向けさせる余裕がなくなること、満腹は満腹感のあまり身体がだるくなる・眠くなるというのが実情だろう。集中力を高めるためには腹八分目が良いようだ。また、「仕事の過程で小腹がすいたらお菓子を食べる」という傾向も一応大義名分ができたことになる(笑)。

一方、特に集中力が切れてしまうような「状況」について尋ねたところ、「エンドレスな事務作業」と答える人がもっとも多く、6割強の賛同が得られている。

集中力が切れてしまうようなシーン
集中力が切れてしまうようなシーン

チャップリンの名作『モダン・タイムス』の工場におけるネジ閉めのシーンでは無いが、あまりにも単調な作業が止め処もなく繰り返されると、集中力は切れてしまうもの。【ここで一発気合をドンと! 気持ちを集中したい時に行うことランキング】でも上位にリストアップされているような対応策を行い、気を引き締めたいものだ。

気になるのは「参加人数の多い会議」で集中力が切れやすいというところ。これはトップの「エンドレスな事務作業」が単に「集中力が切れる」なのに対し、「集中力を高めておかねばならないのに」という前振りがつくのだろう。仕事における会議だから何らかの重要事項について話し合われるわけで、集中しなければならないのは当然の話。

しかし参加人数が多いと、自分の発言・参加機会は当然少なくなり、聞いているだけの時間が長くなる。上記の「なぜ仕事に集中できないのか」の選択肢の裏返し「興味がある」のならともかく、興味関心が薄いとついつい気が散ってしまう……というあたりが正解かもしれない。


仕事に集中イメージ同調査では「集中力が高そうな有名人」についても尋ねているが、トップには「イチロー」がついている。ずば抜けた結果を出せる人は、自分の持てる力を発揮するために、集中力も自然に高まっているという印象があるにちがいない。

集中力を高めたままだと疲労が早いのは事実だが、成すことの完成度も高くなり、スピーディーに事が進むのも否定できない。集中力を高めて時間内に作業をしっかりと片付け、休む時は気力充てんのためにしっかりと休むというライフスタイルが、心にも身体にも良さそうだ。また食事は腹八分目で押さえ、小まめな気分転換で「単調な作業の繰り返し」から脱却することが求められるのだろう。

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