大活躍の500円玉、貯金箱利用者の4割は「500円玉貯金」

2008年09月09日 06:30

預貯金イメージ情報サイト「ブロッチ」などを展開するアイシェアは9月8日、貯金箱に関する調査結果を発表した。それによると貯金箱を持っている人が貯金を行う貨幣は、「500円玉」とする人がもっとも多く全体の4割を占めていた。一方で「特定していない」と答える人も4割強を占め、特定の貨幣を投入する貯金箱を使う人と、不特定多種の貨幣を入れるタイプとで分かれていることが推定できる(【発表リリース】)。

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今調査は8月26日から8月28日の間、無料メール転送サービスCLUB BBQの登録会員に対して行われたもので、有効回答数は372人。男女比は52.4対47.6。年齢構成比は20代11.6%、30代48.9%、40代31.2%、その他8.3%。

貯金箱を持っているかという問いには、全体の31.5%が「持っている」と答えている。逆に言えば68.5%は「貯金箱を持っていない」ことに。意外と少ないように見受けられる。

さて、貯金箱を持っている人に対し、何円玉で貯金しているかと尋ねたところ特定種類では「500円玉」が最も多く41.0%を占めた。

何円玉で貯金しているか
何円玉で貯金しているか

年齢階層・性別のグラフを作成しなかったのは、各階層別で特異な値が見られなかったため。30代でやや500円玉の割合が多いようにも見えるが、各階層の結果母数が少なめのため「ぶれ」の可能性もある。

500円玉がもっとも多いのは、同じ体積ならば(紙幣を別にすれば)もっとも効率的に高額を貯められるのが最大の理由。「貯め甲斐がある」「目標値を設定しやすい」など、貯金のモチベーションを上げ易いのも好かれる理由に違いない。

「500円玉」が圧倒的に多い一方で、「特定していない」という回答も過半数近い44.4%を占めている。こちらは意図的に投入貨幣を限定したり、特定の貨幣しか入らないような貯金箱ではなく、色々な貨幣を入れられるタイプのものを使っているのだろう。

ちなみに当方(不破)はといえば、【「キューブワールド」にライバル現る? 貯金で棒人間の「棒」生を観察、「人生銀行500」11月15日発売】で紹介した『人生銀行』と空き缶を併用している。通常使っているおサイフに小銭が溜まった時点で、500円玉は「人生銀行」に、それ以外の小銭は空き缶に入れる、といった具合だ。

そして人生銀行に貯めたお金は「器材予備費(パソコンなどの買い換え用)や公共料金費」、空き缶のは「純粋な銀行預金への振込み用」として用途を振り分けている。特に500円玉はある程度の目標が立てられるので、買い物をしている時もつい500円玉が手に入るような代金の出し方をしたり、手元の500円で支払いが出来るような時でもそれを使わずに千円札を差し出すということもよくある話。

今件の結果で「500円玉」「特定していない」が二大回答となったが、案外当方のような貯金の仕方をしている人は多いのかもしれない。


■関連記事:
【やっぱり貯金はシンプルに貯金箱、でも楽しくためられるといいな……いまどきのアイデア貯金箱事情】

(最終更新:2013/09/06)

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