今年は東京限定、日本酒や「靴を脱ぐ」マークも・「ミシュランガイド東京2009」11月29日発売

2008年09月03日 08:00

日本料理イメージ星の数を用いた格付けで知られている飲食店ガイド本「ミシュランガイド」を発行するミシュランは9月2日、アジア展開の第一歩として去年発売され好評を博した「東京版ミシュランガイド」の最新版『ミシュランガイド東京2009』を11月21日に発売すると発表した。今回のガイドでは東京以外の都市は対象から除外され、東京都内の店舗網羅の充実が図られている(発表リリース)。なおガイドブックの価格は2415円(税込み)。

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「ミシュランガイド」は単に「ミシュラン」と呼ばれることが多い、フランスのミシュランが発行するレストランやホテルのガイドブック。事前連絡をせずに一般客を装った調査員が該当店舗を訪れてチェックし、「星なし」から「三つ星」まで4段階で評価する。前回のガイド発売直後から今回のガイド向けに、専任調査員たちが調査を始めているが、今回は対象を東京都内に限定。2008年版に掲載されたホテル・レストランの再調査はもちろん、前回掲載されなかった施設や、新たな調査候補施設もチェックしているとのこと。

なお「ミシュラン」名物の星マークの意味は次の通り。

一つ星……そのカテゴリーで特に美味しい料理
二つ星……遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理
三つ星……そのために旅行する価値がある卓越した料理


さらに今回の「ミシュランガイド東京2009」では通常ガイドの「星マーク」以外にレストランの快適さを示す「フォーク・スプーンマーク」、ホテルの快適さを示す「パビリオンマーク」に加え、日本の食文化を反映すべく

日本料理イメージ……日本酒の品揃えや珍しい銘柄を揃えた「興味深い日本酒」

靴を脱ぐイメージ……座敷に上がる時に「靴を脱ぐ」


ミシュランガイド東京2009イメージのマークが追加されている。

もちろん当ガイドは日本語版以外に(日本を訪れる外国人向けとして)英語版も発売される。施設の写真や料理などの紹介文が、地図や新設されたものも含めたマークなどと共に掲載されており、外国からのお客様もこのガイドを参考に「グルメツアー」を堪能することが可能となる。なお2008年版は日本語版27万部以外に英語版も3万部販売され、ほぼ完売したとのこと。また、2009年版は表紙のデザインが2008年版とほぼ同じものの、数字・パビリオン・スプーンとフォークのマークの色が黄色になる。

ハイソな人には足を運ぶレストランなどのガイドに、そうでない人は憧れの場所を目で堪能するカタログとして愛読される「ミシュランガイド」の日本(東京)版。去年の掲載店と比較し、どのような新陳代謝があったのか、それを見てみるのも面白そうだ。


■関連記事:
【三つ星レストランは8店舗・アジア初の日本版ミシュランガイド発売】


(最終更新:2013/09/01)

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