手元から消えたら困るIT機器、トップはやはり生活必需品の……

2008年08月13日 08:00

モバイルイメージネットエイジアは8月12日、携帯電話所有に関する実態調査の結果の一部を発表した。それによると現在よく使われている4つのIT機器「携帯電話」「パソコン」「テレビ」「ゲーム機」のうち、一番取り上げられたら困るものとしてもっとも票を集めたのは「携帯電話」だった。また、年齢層別に得票率を勘案すると、この4種類の機器それぞれへの注力度の違いが見えてくる(【発表リリース】)。

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今調査は8月1日から5日の間、50歳から79歳の男女を対象にインターネット経由で実施したもので有効回答数は500人分。男女比は1対1。詳細な年齢階層比は非公開。

今調査結果では断片的ながら、携帯保有開始の年齢や、携帯電話が自分の生活上どのような立ち位置にあるか、携帯電話の月額料金などについて尋ねた回答が寄せられている。今回取り上げる「取り上げられたらもっとも困るもの」は幸いなことに、詳細データが記載されているので、それを見てみることにする。

取り上げられたらもっとも困るもの(選択肢は4つ、単一回答)※25~29歳の「テレビ」項目は10.0%ではなく20.0%と思われる。
取り上げられたらもっとも困るもの(選択肢は4つ、単一回答)※25~29歳の「テレビ」項目は10.0%ではなく20.0%と思われる。

どの年齢層も「携帯電話」「パソコン」「テレビ」「ゲーム機」の中では「携帯電話」の割合がもっとも高いのはいうまでもない。その他の点において傾向を挙げてみると次のような形となる。

・ゲーム機は案外重要視されていない。他の機器と比べれば「優先順位は低い」
・携帯電話への依存は20代前半が一番強い。同時にパソコン依存度も一番低く、パソコン信仰者の一部が携帯電話に移行している可能性がある。
・歳を経るにつれて携帯電話への注力度が減り、その分テレビの注力度が増えていく。


世間一般には「携帯電話は若年層、特に10代が熱中している」というイメージがあり、当然15~19歳が一番「携帯電話を取り上げられたら困る」が多い結果が出るかと思われたが、実際にはその一つ上の年齢層の20~24歳だった。パソコンの「困る度」がその分15~19歳では多い。単なる誤差というよりは、「自分の知らないこと、知りたいことを教えてくれる情報端末」として携帯電話よりパソコンの方が機能が上だからなのかもしれない。

また、今調査では39歳までを対象としているが、仮に40代・50代に対しても同様の調査をすれば、恐らく図の上に追加した矢印の傾向……携帯電話の重要度が減り、テレビが増える……はそのまま続き、テレビが携帯電話を上回るものと思われる。

年齢を経れば経るほど携帯電話などの新世代的・双方向的なIT機器・媒体への傾倒度が減り、テレビなどの既存メディア・一方向的な機器・媒体が増える傾向にあることは、過去にも【「テレビっ子」から「インタネっ子」「ブログっ子」へ・ブログ読者はテレビをほとんど見ない傾向】【10代は動画投稿サイトが大好き!! 年齢階層別に見た「従来四大メディア」と新情報メディアのせめぎ合い】などの調査結果で示されている。

さて。現行の世代がそれぞれ一つ上の階層に移行する5年後に再び同じような調査をした時、やはり「携帯電話の重要度ピークは20~24歳で、以後年齢を経るごとに減っていく」のだろうか。それとも現代の各世代の重要度がそのままスライドする形となるのだろうか。言い換えれば、それぞれの世代の思惑は歳を経ても変わらないのか、それとも各年齢それぞれの特性で「その人自身」が歳を取ると同じように変化してしまうのか。興味深いところではある。


(最終更新:2013/08/03)

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