毎月お米が届くポートフォリオを考えてみる

2008年06月16日 08:00

お米イメージ先の5月6日にオープンした【米米優待倶楽部(こめこめゆうたいくらぶ)】だが、一部手違いがあり、銘柄の完全把握は6月に入ってからとなった。ともあれようやく日本国内の上場企業におけるお米・お米券の優待銘柄はほぼ掌握できたので、ここで一つ「毎月お米が届くポートフォリオ(株式の組み合わせ)」を考えてみることにした。

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まず結論から先にいうと、完全に「毎月お米の現物が届く」ポートフォリオの作成はかなわなかった。データはあくまでも参考値で毎年ぶれが生じること、さらには現状においてある特定月は「お米到着銘柄=0(ゼロ)」となることが確認されているからだ。お米は一か月や二か月で古米となることはないし、(あくまでも現物のお米優先だが)代替案として「お米券もアリ」としておけば問題は無い、ことにしておく。

さて、【「もっとお米を食べましょう」米の消費量、着実に減少中】によれば一か月あたりの平均お米消費量は約4.8キログラム。2006年の統計データなので、現状ではもう少し減っていることだろう。しかしわざわざ株主優待でお米を選ぶ人は「お米ラブ」な心意気を持つ人と判断し、毎月5キログラムを堪能することとする。そして出来るだけ取得単価の安い(&東証一部上場銘柄を優先するなど、リスクを出来るだけ低くしつつ)抽出を行う。

なお金額は6月13日の終値ベースにおける、表記量を得るために必要となる取得価格。

●1月到着向け……5キロ
【ユニオンツール(6278)】(100株で5キロ)……33万5000円

●2月到着向け……5キロ
【ダイナック(2675)】(100株で2キロ)……10万7500円
【ソルクシーズ(4284)】(100株で3キロ)……5万4400円

●3月到着向け……5キロ
【三光マーケティングフーズ(2762)】(2株で3キロ)……15万8800円
【ブロンコビリー(3091)】(100株で2キロ)……16万4500円

●4月到着向け……3キロ(お米券)
【ディー・ディー・エス(3782)】(3株で3キロ分)……57万9000円

●5月到着向け……7キロ
【エコス(7520)】(100株で2キロ)……6万9700円
【イオンファンタジー(4343)】(100株で3キロ)……12万4300円
【カスミ(3066)】(100株で2キロ)……6万7500円

●6月到着向け……5キロ
【幸楽苑(7554)】(500株で5キロ)……54万6000円

●7月到着向け……3キロ
【前澤給装工業(6485)】(100株で3キロ)……18万6700円

●8月到着向け……5キロ
【ダイナック(2675)】(100株で2キロ)……10万7500円
【ソルクシーズ(4284)】(100株で3キロ)……5万4400円

●9月到着向け……5キロ
【三光マーケティングフーズ(2762)】(2株で3キロ)……15万8800円
【JBイレブン(3066)】(100株で2キロ)……5万円

●10月到着向け……5キロ
【丸三証券(8613)】(100株で2キロ)……7万1800円
【フコク(5185)】(100株で3キロ)……8万900円

●11月到着向け……6キロ
【もしもしホットライン(4708)】(50株で2キロ)……12万8250円
【カスミ(3066)】(100株で2キロ)……6万7500円
【エコス(7520)】(100株で2キロ)……6万9700円

●12月到着向け……9キロ
【日本電子材料(6855)】(100株で2キロ)……9万1600円
【ヤマザワ(9993)】(100株で2キロ)……14万1000円
【物語コーポレーション(3097)】(100株で5キロ)……20万1000円


一応一か月あたり5キロを目安に調整。例えば4月はお米の現物が届く銘柄は皆無だったり、該当する月には他にもお米が届く銘柄があるものの、現状において優待継続が難しそうに見える、あるいは上場維持に懸念があるもの、市場そのものが小規模なところは避けて選択した。結果として1か月あたりの目安にいくぶん足りなかったり、逆に多いところもあるが、極力「少ない月の前後に多い月」を割り振るようにしたので、微調整はできるはず。また、12月が多いのは年末年始で消費量も増えるという考えから。

今回は「一人暮らしで1か月5キロ消費」を想定したが、4人家族の場合は15~20キロが平均的な消費量となる。家族分をまかなうには、それぞれの月における銘柄一覧を確認し、さらに銘柄数を増やしたり、特定銘柄の保有数を積み重ねると良いだろう。また、今回の選択では2月と8月はまったく同じ銘柄になったように、複数か所に登場する銘柄があるので、総額を計算する場合には注意が必要。

また、「毎月届くのを受け取ったり、手持ち銘柄を管理するのは面倒くさい!」という人の場合、多めに提供してくれる銘柄を少数持てばよい(お米を保存する場所を確保しなければならないが)。極論として、一人暮らしなら1年で60キロ(5キロ×12か月)消費すると概算し、【物語コーポレーション(3097)】を600株(120万6000円、6単元×5キロ×年2回)保有すればよいことになる。

最後に。サイトの注意書きにもあるが、今記事はあくまでも「現時点において、このような条件下ならこれらの銘柄が当てはまりうる」ということであり、銘柄自身の購入推奨や今後の株価・優待継続を保証するものではない。購入したら株価が大きく変動した、優待が無くなったなどの変化が将来において生じ、記事執筆時点から状況が変わっても、「自己責任」でご対処願いたい。

※今件情報は執筆時のものです。現在は状況が異なる場合があります。

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