20件メールが届いたら19件までがスパムメールな現実

2008年06月15日 12:00

スパムメールイメージASPやコンサル、コミュニティ事業などを手がけるソースポッドは6月13日、5月下旬におけるスパムメールの傾向をまとめた「スパムメール実情レポート」を発表した。それによると同社環境において受信した96.04%のメールがスパムメールであることが明らかになった。またそのうち9割ほどが英語言語によることも判明した。誘導方法も多岐におよび、URLをクリックさせるタイプのものが主流をしめる一方で、テキスト・HTMLどちらの環境でも閲覧できるようにしたもの、画像スパムなどが見られたという(【発表リリース】)。

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今調査結果は、意図的にスパムメールが来るような仕組みはせずに、自然に送られてくるようになった収集用サーバやアカウント、ソースポッドが受信しているメールによって検証が行われている。対象期間は5月19日から6月1日。期間中に着信したメールは4万9284通。ビジネス上必要でなく、求めていないメール(自身が登録したメルマガは別)はスパムメールと判定している(リリース中一部2006年と2008年が混同されているが2008年の間違い)。

着信したメール4万9284通のうち、スパムメール判定を受けたのは実に4万7333通。96.04%までがスパムメールという状態だったという。

メール受信内容分類
メール受信内容分類
20件メールが届けば
まともなメールは
そのうち1件。
残り19件はスパム。

概算すると記事タイトルの通り「20件メールが着信したらそのうち19件はスパムメール」という素敵な状態にあることが分かる。

そのスパムメールの言語についての比率としては、9割が英語圏、残りが他言語圏によるものを占めたとのこと。日本語によるものは意外と少なく、1.4%でしかなかったという。

言語別スパムメール分類
言語別スパムメール分類

メール形式としては「multipart形式がほとんど」というのが特徴的。これはメールを受信する環境がテキスト、HTMLどちらでも閲覧されうる(そしてHTMLが読める環境ならばテキストよりもアピール度の高いHTML形式で展開される)という特性を活かすためのものだと思われる。さらに特徴としてメール言語によって次のような傾向が見られたとのこと。

英  語:全体の90%以上がバイアグラやソフトウェア等の販売サイトへの誘導
ロシア語:文面が2、3行のものが多く、ほとんどが通販サイトへの誘導
日 本 語:全体の90%以上が出会い系で、一部懸賞や金融関係のサイトへ誘導


「ああ、あれか」と思い当たるふしがある人も多いことだろう。


今回のリリースでは冒頭で「ソースポッド検証環境での内容を基にしたレポートとなるため、皆様の環境とは異なる点もあるかとは思いますが」と断り書きを入れている。おっしゃる通りで受信環境やメールアカウントによって送られてくるスパムメールには大きな違いが生じる。明確な統計はとっていないが概算上の比較参考として、当方の環境における実情も併記しておこう。

計測環境としては「メールアドレス1(本名利用、ビジネス系)」「メールアドレス2(不破雷蔵の名前利用、オールアラウンド)」の二つを集計したもの。メールアドレスそのものとしては「1」の方が歴史が古い。1日あたりの受信数は2アカウントあわせて300~400件程度。

スパムメールの比率は9割以上
 ソースポッドの比率とさほど変わらない。

ハングルのスパムメールイメージスパムの言語は英語6割、日本語2割、ハングル1割、その他1割
 ハングルはメール受信ソフトが対応していないので半角文字化け状態で着信する。当初は何のメールだか分からなかったが、エンコードをかけるなりして調べたところ、ハングル文字によるものと判明。以後は全部スパム扱いしている。
 また、ソースポッドの日本語スパムが少ないのは、ビジネス度が高くメール業者から「効果が薄い」と見られているからかもしれない。

言語別傾向

 英語:全体の70%以上が薬品やソフトウェアの販売サイトへの誘導。検索エンジンやebay、各種国際銀行へのログインを誘導するフィッシング系のメールも複数。他に、一時期成り行きを潜めていた「●×が急騰する」系の株式買いあおりメールも増加中。

 日本語:全体の90%以上が出会い系で、一部懸賞や金融関係のサイトへ誘導。同一のツールを複数の業者や個人が使いまわしているようで、似たような文面のものが多数。また、ツール上のエラーや基本フォーマットをそのまま送りつけてくるものも。

 ハングル:有名なオンラインゲームへのフィッシングの他、薬品販売サイトへの誘導も見られる(英字半角なので化けずに読める)。


また、リリース内でソースポッド側も言及していたが、ロシア語など半角文字以外の外国語圏のスパムメールが検地されにくい傾向がある。当方の場合はハングルが該当する。

最近ではヨーロッパ圏(ドイツなど)から不動産物件の買いあおりメールが来たり、「バフェット氏が購入する」「オイルマネーが注目している」「●×ファンドがターゲットに定めた」などタイトルだけ次々に替えた、同じ銘柄への買いあおりの同じ本文のスパムメールが届くなど、世情を反映したものも見受けられる。

スパムメールはビジネス的にはコストがほとんどかからず、「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」的なものなので「割が合う」という判断なのだろうが、実際に受信をするがわにしてみればたまったものではないのも事実。フィルタで弾いてもキリがなく、またフィルタの精度も100%信頼が置けるものではないので、結局削除前にざっと見しなければならず、二度手間になることも。最近では【昔手紙で今メール・昔も今も「津波」に悩まされるのに変わりなし】にあるように、メールのチェックは1日1~2度に抑える始末だ。

いたちごっこが続くのは分かるが、どうにかして欲しいものだと思うのは当方だけではあるまい。

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