2008年04月30日
イノシシ退治の強い味方、その名は「シシトレール」
最近は小康状態にあるが、野山の恵みが乏しくなると山中から色々な野生動物が出没し、街中を徘徊したり畑を荒らしたりする。前者は時折ニュースで見かけるが、後者はあまりにも頻度が多く、世間一般に報じられることはほとんどない。しかし【サルの撃退に天敵(?)の犬動員、サルから農作物を守るための自衛策あれこれ】などでも紹介したように、彼らの被害は甚大で深刻。今回紹介するアイテムは、それら野生動物のうち「イノシシ」を捕獲するために役立つものだ。その名もズバリ【シシトレール】。

直球なネーミング「シシトレール」
【野生動物の被害額、1年間で196億円】でも紹介しているように、人的被害が多く伝えられるため意外に思うかもしれないが、農作物への被害はイノシシによるものがもっとも大きい。「一番畑を荒らしている」というイメージの強いサルが16.3億円なのに対し、イノシシは55.3億円にも及ぶ(年間)。農家の人たちがイノシシ対策に躍起となり、そのニーズに応える「シシトレール」が登場するのも納得がいく。
「シシトレール」はイノシシ向けの捕獲箱の罠(わな)。野生動物捕獲ドキュメント番組(コーナー)でよく登場する、金網製の箱だ。組み立て分解式なので移動も簡単、作業中に間違って戸を落としても人の足をはさむこともない処置が施してある、捕獲したイノシシをしかるべき場所に運びやすいよう、軽トラックにぴったり収まるような大きさで作られているなど、さまざまな仕組みが用意されている。
捕獲シーンの動画。赤外線カメラによるもの。
価格は9万2400円(税込み)とそれなりに高価なもの。また「シシトレール」を購入しても設置には「狩猟」に該当するため、狩猟免許の取得などが必要になる(【解説ページ】)。畑を持っている人や近所に野山があってイノシシの襲来に頭を抱えている人など、ニーズは限られてくるが、必要な人には注目のアイテムといえよう。
それにしても「イノシシ」が「獲れる」から「シシトレール」とは。いかにもストレートで分かりやすく、そしてシンプルなネーミングである。あまりにもストレート過ぎて少々吹き出してしまう(トリガー記事では「やっつけすぎだ」という感想だが、否定もできまい)。しかし同時に一度聞いたら忘れないことを考えると、名づけ方としては成功なのだろう。
■関連記事:
【サルの撃退に天敵(?)の犬動員、サルから農作物を守るための自衛策あれこれ】
【野生動物の被害額、1年間で196億円】
これらの書籍が参考になります
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