【更新】健康の維持・回復のために意識的にしていること、トップは身近で毎日できるアレ

2008年04月19日 19:30

医療イメージメタボリック症候群が対象ではあるものの「特定健診」という健康診断制度が始まり、誰もが健康に留意する機会を得るようになった昨今。「何をすれば健康の維持や回復ができるのか」と自問自答している人、積極的に何かをするようにした人も多いはず。C-NEWSが4月18日に発表した調査結果の一部によると、健康維持・回復のため「意識的に」していることのトップには「栄養バランスの良い食事を摂る」がついた([発表ページ])。

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今調査は4月10日から12日までの間、ネット経由で20歳以上に対して行われたもので有効回答数は1000。男女比は1対1、年齢階層比は20・30・40・50・60歳以上で均等割り当て。

設問では「メタボリック症候群」ではなく健康維持・回復全般について「現在あなたが、健康維持または健康回復のために意識的にしていることをお答えください」としており、類似の設問と回答(メタボ系)とはやや異なった結果が出ている……かと思われたのだが。

現在あなたが、健康維持または健康回復のために意識的にしていることをお答えください
現在あなたが、健康維持または健康回復のために意識的にしていることをお答えください

ちなみにこの回答が出た設問における選択肢は

1. 栄養バランスの良い食事を取る
2. カロリーを取り過ぎない
3. 規則正しく食事をする
4. 適度な量の食事をする
5. サプリメントを取る
6. 禁酒・節酒をする
7. 禁煙・節煙をする
8. 定期的に運動・スポーツをする
9. 通勤・通学時など日常的になるべく多く歩いたり、体を動かしたりする
10. 十分な睡眠をとる
11. 十分な余暇・休息をとる
12. 規則正しく生活をする
13. お風呂ではシャワーですませず湯船につかる
14. 食事内容や運動量、体重などを記録する
15. 健康診断を定期的に受診する
16. その他(具体的にお答えください)


の計16個。飲食が中心ではあるものの、スポーツや睡眠など他の選択肢もそれなりに用意されている。しかし結果では上位5位のうち3つまでが食事関係。先の「メタボ対策」の話(【メタボ対策の減量方法、もっとも好まれているのは「○○○○○○」】)では「ウオーキング」「ストレッチ」など、今設問における「定期的に運動・スポーツをする」に該当する項目に負けているが、減量関係の質問(【ダイエット経験者は約7割、しかし成功者は……】)ではやはり上位に食生活のキーワードがずらりと並んでいる。

ダイエット・メタボ・健康関連の問いと多少質問の意図や環境は異なれど、健康維持管理や回復には「食生活の改善」が欠かせないという意識を強く持っていることだけは間違いなさそうだ。逆に考えれば、それだけ「普段の食生活が乱れている」と多くの人が自認していることにもなるが。


かつてテレビ番組の名前にも用いられた「医食同源」という言葉。これは「医も食もみなもとは同じところにいきつくもの。つまり薬は健康を保つ上で毎日の食生活と同じくらい大切であり、一方でおいしく食事をいただくことは薬を飲むのと同じように心身を健やかにしてくれる」という意味を持つ。

「医食同源」は元々中国での言葉なのだが、当時の「薬」が現在の西洋医学における「悪いところは破壊して取り払ってしまえ」が中心な「攻勢防御」的ではなく、漢方薬などの「人間の自然回復力をサポートする治癒医療」的なものであること、そして漢方薬そのものも化学的な成分ではなく特殊な食材のかね合わせに近いことを考えれば、妙に納得がいくというもの。

今回の調査結果で「栄養バランスの良い食事を摂る」が「健康維持・回復のために積極的にしていること」のトップについたのも、ある意味当然なのかもしれない。


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(最終更新:2013/08/09)

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