リクルート調査の大学生就職希望先ランキング、全日空が首位に

2008年04月18日 06:30

就職活動イメージ【リクルート(8844)】は4月17日、来年春卒業予定の大学生に対して行った就職希望企業ランキングを発表した。それによると2005・2006年で首位の位置にあったものの2007年では二位の座に甘んじていた【全日本空輸(9202)】が再び一位となった。また、第二位には【三菱東京UFJ(8306)】、第三位には【みずほフィナンシャルグループ(8411)】(2007年は一位)が、第五位に[三井住友銀行(8316)]がつくなど、メガバンクが大いに人気を高めていることが分かる。リリースでは「積極的な新卒採用を継続しているから」と分析している(【発表リリース、PDF】)。

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今調査は2009年3月卒業予定の大学生・大学院生に対して電子メールやウェブサイト上で行ったもので有効回答数は1万7153件。調査期日は2月14日~3月3日。男女比は53.7対46.3で、大学生対大学院生比は12541対2520(大きなかい離があったため一部データが削除されている)。

上位二十位の企業リストは次の通り。

大学生就職希望ランキング
大学生就職希望ランキング

全体的な傾向としては上記にあるようにメガバンクへの人気が高まっているのとあわせ、損害保険会社にも注目が集まっている。また、一般職志向のある学生に限れば、鉄道会社やゲーム関連事業企業の人気が高い。

企業を選ぶ傾向としては例年トップの「自分がやりたい仕事ができる」は第二位に後退し、「自分を大きく成長させられる」という新項目がトップについた。また、福利厚生の面では安定性が重視されると共に、「給与・福利厚生など待遇が良い」「雇用が安定している」の2項目に対する重視度は昨年より増加している。これは雇用の不安定感や景気の悪化を反映したものだろう。

似たようなランキングとしては先に【大卒予定者人気の就職希望先、トップはやはりあの世界的企業】があるが、そちらでトップだった[トヨタ自動車(7203)]は今調査では第六位、JTBグループは第23位の立ち位置にある。どうやら上位陣を占める企業の顔ぶれそのものには変わりないものの、調査母体によって順位には大きな違いが出るようだ。順位そのものについては「あくまでも参考程度に」ということなのだろう。

(最終更新:2013/08/09)

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