「いえうどん」の発売見送り・「いえそば」注力のため

2008年04月08日 06:30

いえうどんイメージ【家電Watch】が4月7日に伝えるところによると【タカラトミー(7867)】から6月15日に発売予定だった家庭用うどん製造機『いえうどん』の発売が見送られることが明らかになった。現在タカラトミーの公式サイト及びアマゾンジャパンでは言及がないものの、元記事によるとすでに発売中の『いえそば』に注力するためだという。

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「いえうどん」は名前の通り家庭で気軽に「うどん」を作れる機械。2007年に発売されヒット作品となった「そば」製造機「いえそば」に続く「ファミリーめんメーカー」第二弾として世に送り出される予定だった。元記事によれば「いえうどん」では、細めん(2.2×3.1ミリ)と太めん(4.5×3.1ミリ)の2種類のめんが作れる機能を持つことになっていた。

「いえうどん」発売の見送りについてタカラトミー広報部では

(いえそばと並び)2種類の似た製品を出すより、現在、すでにあるいえそばに注力するため。


と説明しているという。

特に中堅層以降のサラリーマン、定年退職後の壮年層では家庭で料理を作りたい、挑戦してみたいという意見が多い。サラリーマン時代にお世話になったことが多いからなのか、そのような「有閑時代の料理作り」の定番として「そばづくり」は非常にメジャーである一方、「うどんづくり」は今ひとつの感が否めない(もちろん「うどん」が劣ることを意味するものではない)。「いえそば」に並び「いえうどん」を並列販売し相乗効果を狙うより、市場の分散・混乱を恐れ、むしろ現在好調の「いえそば」に注力するという今回のタカラトミーの戦略は妥当なものといえるだろう。

しかし一方で、広報部では言及していないものの「小麦の高騰で身近さがやや遠のいたようにも見えるうどんより、そばの方が消費者は手を出しやすいのではないか」「素材高騰の波がいえうどんの商品化にも影響したのかも」と邪推すると、少々物悲しさを感じさせるを得ない。

将来「いえうどん」のニーズが再び盛り返し、タカラトミーの戦略が変更したあかつきには、「いえそば」「いえうどん」、そして身近なめん類としては「そば」「うどん」と並び愛されている「ラーメン」が作れる「いえらーめん」(笑)とあわせ3兄弟のような形で商品展開を果たしてほしいものである。


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(最終更新:2013/09/07)

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