「goo地図」で東京をタイムトラベル・戦後写真と江戸切絵図を一般公開

2008年04月10日 08:00

地図イメージNTTレゾナントは4月9日、同社がポータルサイトgooで提供中の【goo地図】において、昭和22年(1947年)に撮影された東京23区の航空写真をスクロール可能な地図上で公開したと発表した。さらにその他に、江戸時代に木版で刷られた町の区分図である「江戸切絵図」もあわせて公開し、江戸時代から続く老舗店舗情報を地図上で披露していく(【発表リリース】)。

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昭和22年当時の兜町・東京証券取引所付近
昭和22年当時の兜町・東京証券取引所付近
江戸時代の切絵図における兜町近辺
江戸時代の切絵図における兜町近辺

リリースによると今回の戦後写真地図や江戸切絵図の公開は、「昭和ブーム」や江戸時代に関する興味関心が増すなど、以前と比べて昭和・江戸時代の歴史や文化に対する興味を持つ人が増えている状況を考慮したもの。今年3月から公開している昭和38年の航空写真に加え、今回昭和22年にアメリカ軍によって撮影された航空写真や、江戸の地形に従って分割した「江戸切絵図」を提供することで、地図を江戸時代から現在にかけて、時間軸で楽しむことができるようになる(【古地図トップページからたどると分かりやすい】)。

リリースではそれぞれの地図を見ながら歴史散策をすると共に、時代の流れと共に特定拠点の移り変わりを確認したり、さらには江戸時代に実際に使われたようにプリントアウトした「江戸切絵図」をガイド情報として使う(江戸時代から続く老舗店舗に関する情報も地図上では紹介されている)ことも提案している。

先にヤフーで提供された類似サービスと比べると今回のgoo地図での写真公開は、イベント的な複合機能(ガイダンス記事など)がほとんど無く、そつなく通常の一機能として「江戸切絵図」「昭和22年の航空写真」が提供されているのが分かる。一時的な盛り上がりとしては欠けるものがあるかもしれないが、一方で期限・利用者を制限するものは無く、今後ずっと利用できるサービスとして用意されたのはありがたいお話。

単に有名な場所を探して写真を見たり、自分の知っている・住んでいる場所の変遷を眺め見るだけでも、楽しい時間を過ごせるだろう。さらに歴史などの勉強や世俗の調査にも使えるに違いない。


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