「なんでダイワハウスなんだ?」ダイワハウスのテレビCMが面白い

2008年04月13日 12:00

「なんでダイワハウスなんだ?」イメージ企業が展開するテレビCMには、商品やイベントの紹介以外に企業そのものの告知やイメージ形成など俗に言うCI(Corporate Identity、コーポレート・アイデンティティ。企業の特徴や理念をアピールし、企業そのものを多くの人に知ってもらうこと)活動のために放送しているものもある。先日【ちょっと切ない物語・東京ガスの歴史テレビCM「織田信長」編最終回】で報じた【東京ガス(9531)】の「織田信長編・最終回」なども「ピピッとコンロ」という主力商品の紹介ではあるが、企業そのものを知ってもらう良いCIといえる。そのような企業のテレビCMで最近気になるのは、【大和ハウス工業(1925)】の社名・ブランド告知CM。あのキャッチコピー「なんでダイワハウスなんだ?」が出てくるアレである。

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「細胞編」は残念ながら資料が残っていなかった。写真は「ジャック編」と呼ばれるもの。飼い犬のトレーニングセンターで「家に戻れ」の「ハウス」と叫んでもちっとも言うことを聞かない犬のジャック。先生が「ダイワハウス」と叫ぶとなぜか素直に言うことを聞き、そこで飼い主が「何でダイワハウスなんだ?」と一人ごちる。
「細胞編」は残念ながら資料が残っていなかった。写真は「ジャック編」と呼ばれるもの。飼い犬のトレーニングセンターで「家に戻れ」の「ハウス」と叫んでもちっとも言うことを聞かない犬のジャック。先生が「ダイワハウス」と叫ぶとなぜか素直に言うことを聞き、そこで飼い主が「何でダイワハウスなんだ?」と一人ごちる。

当方が一番頭に残っている・印象深かったのは「細胞編」と呼ばれる、寺尾聡氏が登場するもの。大学病院か何かの研究室で(電子?)顕微鏡を使って何か新しい細胞(細胞、あるいは分子を積み重ねて家ができている)を眺めている研究スタッフたち。あるスタッフが「教授、これは何ですか」とたずねたところ寺尾氏が「これは家を建てているんだよ」「これは友人をお招きしているんだよ」とごく当たり前のように返事。寺尾氏が眺めた先に何か変化があり、注視してみると、細胞住宅の玄関部分に「ダイワハウス」の文字。寺尾氏の教授いわく「なんでダイワハウスなんだ?」と一言つぶやくところでCMは終わる。

「細胞編」をはじめとして、このシリーズでは実にさまざまなところで(そしてありえないシチュエーション)で「ダイワハウス」が登場し、「ダイワハウス」のパワーを見せ付けるというシーンが展開されている。【公式サイトではテレビCMライブラリ】として最新のものしか公開されておらず、【実写版トムとジェリー? 日本生命のCM動画、公式サイトにアップ】の「日本生命のねずみファミリー動画」にあったように過去のデータが閲覧できないのが非常に残念(※さらに残念なことに「日本生命のねずみファミリー動画」も現在では閲覧できなくなっている)。

「なんでダイワハウスなんだ?」の「ナンで」な「ハウス」イメージちなみら現在はインドの料理ナンで家が出てきてその家の表札に「ダイワハウス」が書かれている「カレー屋」が放送されているが、いつもの「なんでダイワハウスなんだ?」と「'(料理の)ナン'でダイワハウスなんだ?」をかけているという、二重の言葉のあやを楽しむことが出来る。

「何で?」と思うようなところにまで「ダイワハウス」が身近に浸透している、そして「何で?」と感じるくらいにさまざまな効用が生み出されていることを視聴者にイメージさせるための「なんでダイワハウスなんだ?シリーズ」。実際に細胞で作られた住宅やカレーのナン、犬たちの住宅事情にまで大和ハウス工業が携わっているわけではないが、CMそのものの面白さやインパクトと共に、「ダイワハウス」というブランド名は確実に多くの人の頭に刷り込まれているようだ。当方も含めて(笑)。


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(最終更新:2013/08/09)

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